東京都にはお金があるんだろうか。青梅のつるつる温泉に通じる崩壊した道路に、2キロもの新設ドンネルが最近開通したとかあって、久しぶりにこの温泉いったら、ド田舎に宇宙基地のような豪勢なトンネルできていた。都の焼却炉の近くだから、都がカネを出してくれたらしい。
山梨の丹波山村、小菅村あたりも、「東京都の水源」として、かなり投資している。
登山とは、東京から過疎に遊びに行くとずっと思っていて、行くたびに過疎していると、案外妙にうれしくなる。人口減少の地方が豊かになるわけがない、クマもあふれているという、だからそこに遊びに行く。
ほんの少し前に、甲州街道の高尾〜相模湖を走ったら(中央道の下道)、50年前の中学生時代に仲間とチャリで走った頃よりも過疎していて、あきれて驚いた。あの中学生のころでも、すでに中央道は開通していて、下道など走るやつはいなくて、以来ずっと放っておかれたような気がする。高速下の甲州街道とやらでも、この程度なのだ。
そこでしかし、青梅線の鳩ノ巣などは、越沢にいくのに、40年前に10回以上も通った。あの辺りの道はよく知っているはずだった。市街地迂回の吉野街道もよく知っていた。
ところが今は、青梅から吉野街道に入って、まあこの道も広くなっていた。古里でセブンのところに突き当たり(先日の神戸殺人犯人が、犯行後にこの辺り歩いていたとは)左に折れると間もなく、その南岸道路に出る。入ると、2キロのトンネルが2本。抜けると奥多摩駅をずっと過ぎて、その先で合流する青梅街道は、すでに山の中に入っていた。あの鳩ノ巣〜白丸〜奥多摩のごちゃごちゃを一気に迂回する道路が、降りてトンネルみれば、14年に開通となっていた。ああ、知るわけがないのだ。この辺り20年くらいは平気で来ていなかった。
東京都は、石原慎太郎の頃から、お金が余っている。こんな田舎でも道の整備していた。さらに今後は、古里に出ずに、そのまま南岸にトンネルさらに掘って、直線で開通させるのだと。500億円で足りるのか。
整備しても、何の用事で誰がこんな道を走るのだ。ああ、中央道の渋滞を、ここから柳沢峠超えて、塩山で合流させるのかまさか。田舎に観光誘致したいとか。この夏は、青梅や飯能の奥に10週くらい続けて訪問しているが、この多摩川南岸は、奇妙に近代化していて驚く。「キミは新東名のつもりか」と誉める。そういえば、丹波山も小菅も、人口500人足らずの、ワースト過疎地で、これが発展する見込みなしのはずで、だからたまに遊びに行ってあげるからね。
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