それは南アルプススーパー林道といい、私が学生時代に国が自然破壊を公然と、ここに林道を通すと言い出して、日本中を巻き込んだ反対運動が起こって、妥協した結果に生まれたのは今のスーパー林道である。日に4本のバスが、伊那の仙流荘から往復するが、こんなチョロイ百名山を安易にしたバスが、あれだけの大騒ぎの結果の自然破壊中庸の妥協した林道建設の結果なのかと思うと、な〜んの意味もなかった林道じゃないかと改めて思うのだ。
過去に何度かこのバスには乗ったことはありますよ。最近じゃ2年前に仙丈岳に久しぶりに行った紅葉シーズンにも乗りましたね。けれど、一昨日の早朝、戸台川から帰るときに、やっぱりというか、あんな山の中に200台以上もマイカーパーキングして、暗いうちから先頭争ってバス停に並んで、来たバスに乗り込んで仙丈いくのか、甲斐駒行くのか、休日の登山だというのに、平日の通勤バス並みの混雑に耐えてまで登山しようなんて、もうそんな気力はありません。阿呆らしくて耐えられません。
スタートはかれこれ40年前ですよ。環境庁はクロヨンダムとか、新穂高や千丈敷きのロープウェーのように、自然破壊してもいいから観光開発したかったんでしょう。んなことして何の意味があるのかと言っても、日本中のブナを伐採してクソ杉を植えたように、日本中の山に林道やロープウェーを敷いて、スイスなんか真っ青の観光立国にしたかったんです。おぞましいほどの思い込み。
ならば北沢峠までもマイカーでいつでも24時間スイスイ行けるようにすればよかったのに、反対されて妥協して、仙流荘なんぞから、日に4本しかないバスでノコノコ北沢峠に行って、何の得になるんだろう。だったら、林道廃業させて、もう辞めた方がずっといい。この紅葉シーズンに猫も杓子も、真っ青になって未明の午前4時からこんなバス停に青筋立てて並んでいるのを見ると、こんなもんは登山じゃない。ゲロが出る。
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