鉱脈は少なくとも2000メートル以下にも広がっているとのことで、これから30年程度は、現在と同様の品位の鉱石採取が可能ということである。一方、ずり(品位が低い岩石)を埋め戻しながらの操業とはいえ、地下を大きく掘り起こし続けているため、近隣の一部で地盤沈下が進行しており、町のかなりの部分を段階的に移転する計画が進んでいて、2035年までに完了する予定である。移転費用として毎年およそ10〜20億クローネ(128〜255億円)の負担が生じるため、大変な重荷となっている(国営のため、最後は税金ということではあるが。。)。
夏は周辺のトレッキングや残雪のスキー、秋からはオーロラツアーなども楽しめる(冬季にはあのアイスホテルも開業)観光の拠点の顔を持つが、中身はやっぱり巨大な鉱山城下町。移転への反対はなく着々と進んでおり、空港近くに新市庁舎の完成も間近である。
夏至の時期なので、完全な白夜。ホテルの部屋のカーテンは2重で厚く、寝るのには問題ないが、深夜も明るいのはやはり奇妙だ。一方、冬には逆に極夜がやってくる。ツーリストとしてオーロラは見たいと思うが、寒くて暗く長い冬を耐えきれる自信はない。
KaSさん、こんばんわ。
(ってそちらは明るいか(笑)日本は深夜です)
キルナの鉄鉱石採掘場は中学生の社会科の授業で
習ったのを覚えてます。地下1000m以上の
採掘現場を見学できるんですね。。すごい。。
行ってみたい。。わくわくもんですね。
さすが地震のないヨーロッパは採掘場の広さ
深さも桁違いです。
k-yamaneさん、コメントありがとうございます。
そうですか、社会の授業で。。記憶していて頂いて有難うございます(私の鉱山ではないですが。。(汗))
昔は日本でもいくつか鉄鉱山があったのですが(釜石鉱山もその一つ)、オーストラリアやブラジル、インド、南アフリカなど、ずっと昔は一つの大陸だった地域に形成された縞状鉄鉱床の大露天掘り鉱山に駆逐されてしまいました。Kirunaも釜石もマグネタイトと言って、磁石にくっつく砂鉄と同様の酸化鉄が主成分です。マグネタイトは酸化されるときに熱を出すので、エネルギーを多量に使う製鉄産業では省エネ鉱石として重宝されています。
PS: 地震はないのですが、夜中の1時半〜2時ぐらいに地下の発破かけを行うようで、微妙な揺れが起こるようです。私の友人ははっきり感じたと行っていましたが、私は深い眠りの中でした。。(爆)
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