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取り敢えずの目標は、自宅から直線距離で13キロの七北田ダム湖。一日中晴天の予報だったが、夏のピークは過ぎたから大丈夫、と高をくくっての出発だ。将監、桂、パークタウンの住宅街を抜け、快調なスタートを切る。根白石手前のコンビニで飲み物と昼食を仕入れるつもりが、まさかの改装休業!近くの薬店に迂回した。ペットボトル飲料はあったものの、弁当やおにぎりはなく、かまぼこ的なものを少量手に入れただけだった。
その後、一部は畑の中や、川沿いの気持ち良い道もあったものの、大部分は交通量が多く、(しかも轟音を出しながら大型車やバイクが通る)歩道のないアスファルト道路がほとんど。強烈な日差しの中、その右端を犬と縦一列になり延々と歩くことになった。秋になったとはいえ、直射日光を浴びるとものすごく暑い。用意した水、買ったお茶やスポーツドリンクがどんどん無くなっていく。(当たり前だが)相棒も喉が渇くようで、脱水症状にならないように頻繁に水分補給をさせた。周辺に自販機はなく、湧水が期待できるようなところも無さそうなので、ダム湖まで行くのは諦め、適当なところで引き返そうと決心したところで、「永安寺」の道標が目についた。そのアクセスは、舗装されているが木陰の細道で、結構気持ちよさそう。本日の折り返し地点としてめっちゃ良さそうなので、1.3キロの道を快調に進んでいく。傾斜がどんどんきつくなり、周りは秘境の雰囲気に。つづら折りの道を登り詰めると、永安寺に着いた。こんなところに、と思うほど風情のある建物と庭に驚く。「仙台藩2代目藩主伊達忠宗がこの地で狩りをした際、眺望絶佳のこの場所を見つけ、松島瑞巌寺中興の祖、雲居禅師を招き、永安寺を建立した。」「この寺は伊達家代々の非常時の忍び所で、一族の旅の支度が備えられていた」とある。
寺の脇で大休止。近くには多くの古い墓石が並べられていた。さて帰ろう、と腰を上げて200メートルほど降りかけたが、「寺の裏手の急な坂の上には、禅師が毎日座禅を組んだ座禅堂があった」という説明を思い出し、「眺望絶佳」を確認しようと、登り返した(相棒はかなり不満のようで、少し抵抗された)。寺の左手奥に「双葉の道」という碑があり、その先に少し泥濘はあるが整備された急な階段がある。このような階段をいくつか登ると山頂だった。狭いながら広場になっており、座禅堂跡碑とその先に三角点があった。さて、「眺望絶佳」はどこに、と確認しようとするが、周囲は緑に囲まれ、枝葉の隙間からダム湖がチラチラ見えるだけ。多少ガッカリしながら、座禅堂山を後にする。
永安寺を背に少し降りていくと、まっすぐな道の先に仙台市の遠景が白く輝いて見えた。両側は高い杉林で道はその間の渓谷のようである。そうか、当時は杉の植林などされておらず、広葉樹林の葉が落ちる冬や早春は、広く仙台平野を見下ろせたに違いない。(当たり前だが、七北田ダムもなかった。)なるほど、と自己満足して山を下りる。県道に出てからは、再びカンカン照りのアスファルト道路歩き。直線距離で12.5キロの復路である。水はなくなり、喉はカラカラ。やっとのことで見つけた自販機で炭酸飲料と水を手に入れ、相棒と共に貪るように飲む。その後、両足にできたマメを気にしながら、ゆっくり家に戻った。
あとでGPSを確認したら総歩行距離31キロ(7時間15分(休憩含む))だった。今朝、リハビリの散歩をしたら、相棒の左足の運びがおかしい。肉球は大丈夫のようだが、犬にも厳しい散歩だったようだ(ごめんねごめんね〜)
こんばんは。
なんとなくF〇や薬〇堂などピントきてしまいます。
文面から自宅が(恐らく〇〇台か町から市に変わった所)と考えましたが散歩としてこの距離とはビックリです。
同じく自分も最近は忙しく山に行けてなく体力の維持が…。仕事を忘れて山籠もりしたい今日この頃です
うむむ。。生息域を絞られてしまいましたか。。
長距離の散歩は結構好きなのですが、カンカン照りの中、アスファルト道路を延々と歩くのは厳しすぎでした。山はこれから涼しくなり、紅葉もどんどん進みますね。来週の遠征、楽しみですね。気をつけて行ってらっしゃい。
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