【トランシーバー】
1970年代に加入した大学山岳部では、CB無線機ICB-650を使ってました。その後に、工学部系の先輩の発案でアマチュア無線機C145Gを導入。直ぐにIC-2Nに起き直されました。ICB-650は片手で持つには大きく重かったです。また、トラック無線の混信で連絡が取れないことも良くありました。C145Gは1971年にリリースされたSR-C145の後続機で古くからアマチュア無線ハンディ機がありました。しかし、当時のVUHF固定機も含めてチャンネルごとに2個の高価な水晶振動子が必要でした。IC-2NはPLLの採用で安価に多チャンネルを実現してます。今あるアマチュア無線ハンディー機の基本になったと思います。最近は携帯電話のみでトランシーバーの携行をしない登山者も多いようです。逆に、山小屋への連絡が不可欠になり携帯電話は必須アイテムになっているようです。しかし、圏外のことも多くありまだまだCBやアマチュア無線やフリーライセンスが有効な感じもします。ICB-65とVX-3で1Kgの差があります。消費電力や通信範囲やチャンネル数などなど性能も比較にならないほどの差があります。
モデル 定価 サイズ 重量バンド/出力 等
ICB-650 22,800円 280x66x86mm 1130g 28MHz 2ch 500mW
C145G 35,000円 144MHz 6ch(水晶は別売り) 1W
IC-2N 36,000円 165.6x65x35mm 490g 144MHz PLL 1.5W
VX-3 33,000円 81x47x28 mm 130g 144MHz PLL 1.5W 430MHz PLL 1W
【カラビナ】
まだまだ、輸入カラビナが高価で、私は、横浜ジャヌーや秋葉原コージツで入手できたUNOカラビナを使ってました。当時はサレワのチューブラが非常に軽かったのですが1個2500円くらいの高価なものでした。いずれにしても1ドル≒300円の時代で高価なカラビナ1個をハーケンなどに直にスリングに通すランニングビレーです。廃棄しろと言われそうな5年超のクイックドローをまだ使ってます。軽くて安くなってます。扱いやすい形状になってます。10セット持つと1Kgもの差になります。
重量 購入日 購入価格
UNO 170g 1980年代前半 \2,000〜\2,500(と思う)
カンプ 76g 2012年 \1,695
【テント】
個人で購入した1〜2人用テントはダンロップとゴアライトXです。ダンロップの方が少し広いと思います。この他にビクトリア山荘のテントを借用したことがあります。重量は1Kgの差があります。
ダンロップ(外張り仕様) 2967g 5万円代だったと思う。
ゴアライトX(外張り仕様) 1924g \50,829
この他に、ロープや防寒着などは大きく軽量化されていると感じます。LEDライトポケットラジオのおかげで電池も含めてとても軽くなりました。やり切ったと思われる装備も振り返ってみると重量や価格だけでなく性能も大きく改善されていることに気が付きます。今使っているものもまだまだあらゆる分野やレベルで改善の余地があると思うのでもう少し意識しながら登っていきたいです。
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