大学山岳部の指導は陸上や野球などのメジャースポーツと異なり無報酬の成り行きです。無報酬ボランティアに関して大きな差を感じることがあります。私は、無報酬ボランティアでも関わったならすべきことは最後まで実行する責任が発生すると考えてます。一方で、無報酬ボランティアなのだから無理のない範囲でできることを実行すれば許されると考える人が多数あります。
山岳部指導で最も重要なのは継続的に会合に出席することです。年に8回程度の訓練や山行があります。計画レビューと山行報告会などで年に8回程度の会合になります。学生の力量把握のためにGWと冬山前の訓練を見に行くことも重要です。学生の力量で学生の狙ったルートの安全を確保できるのかの判断を要求されます。それでも予期しない困難な状況に陥ることがあります。有事の際にサーポートをもらうOBへのインフォメーションも重要です。具体的に考えると無報酬ボランティアに無理があると感じると思います。
しかし、事は動いており仕事の指導者でも無報酬ボランティア指導者でもすべきことをしていなければ刑事的な責任を問われる覚悟が必要です。逆にすべきことはすべてしていても重大な結果になることはあります。これを避けるなら何もしない事を選ぶしかありません。刑事的な責任を追及するときはすべきことをリストアップして実際に事故で抜けもれなく実施されているかを検証すべきです。心情的なものは刑事ではなく民事で考えれば良いと思います。なぜ、起訴されたのかを示さない報道は価値がありません。
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