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ボクの登山歴は10年に満たないけど、渓流釣り歴は33年になる。
釣りはどれだけ続けても答えが出ない、まさに一生の楽しみだと思う。
長く釣りをしていると、いろいろな釣り人の説に出会う。
例えば、水温が20度を超えると岩魚は釣れない、とか。
ボクの経験ではそんなことないです。うだるような真夏の昼間、水温20度以上の沢でツ抜けしたこともある。しかも1時間ほどで。
逆に水温が低くても釣れる。これは雪のある早春で岩魚が底の方にいる時期なのでエサ釣りが有利。
低気圧だと釣れる、釣れない、これは両方言う人がいる。
確かに気圧は関係していそうだけど、他の要素も絡んでいると思う。
ボクが釣れないと確信している状況は、春から夏にかけて現れるオホーツク海高気圧の日。
東北ではちょうど梅雨時で、蒸し暑くなったと思ったら急に寒くなって、「またストーブつけたよ」なんて言われる日。
北のオホーツク海に高気圧があって、本土に低気圧があるので、冷たい空気が吹き込んでくる。
そういう日は山も静かだ。数日前には賑やかだった鳥の声や、鳴き始めた春蝉も声を潜める。そして岩魚からの反応もない。
山の生き物はみな、気象の急激な変化を感じているのだと思う。そしてその変化に身構える。こういう時、山の中では人間だけが異質なのだと感じる。
急激な気温や水温の変化は、春から夏にかけてと夏から秋にかけてに現れる。
東北ではお盆が明けると急激に冷える日がある。こういう日も山は静かで、そして岩魚は釣れない。
秋になると寒くなったから岩魚が釣れなくなったなんて言う人もいるけど、ボクの経験では数日天候が安定していれば釣れる。
まぁ、産卵を目的に遡上中の岩魚は釣れなかったりするけど。
これはあくまでもボクの経験からの説。ひとつの要素ではなく、複数の要素による急激な変化に動物たちは身構える。だから岩魚も釣れない。
ちなみに、前日に人が入ったから釣れないなんて言う人もいるけど、ボクの経験では3時間くらいあければ釣れます。先行者の歩き方にもよりますけどね。釣り人ならそれくらい。
大人数の沢登りの後だともっとあけなければならないと思うけど。
まぁ、こうやってあれこれ考えることが釣りの楽しさでもある。
登山でも、気象や雪の積もり方、風向きなどによる植生の変化を気にしながら歩くと楽しめると思う。
山ではすべてがつながっている。
はじめまして。
kozou17さんがおっしゃっているのは自然の中の渓流釣りの話だと思うのでちょっと的外れ(魚も違うし)かもしれませんが、もしご存じでしたら教えてください。
先日、とある川の管理釣り場へニジマス釣りに行ってきました。
10m x 15mくらいの区画にバケツ一杯のニジマスが3回ほど放流された後、ルアーで釣り始めたのですが、誰が釣ってもどのルアーを使っても、ニジマスたちは全く見向きもしません。
自分たちのグループだけでなく、別の区画(そちらはエサ釣り)で釣っていた他のグループも同じ状況でした。
結局、一日中竿を出して、釣果はゼロ。
その日の釣り場全体の釣果は、別の区画でフライをやっていた人が釣った2匹だけでした。
一緒に釣っていた友人や、フライで釣っていた人にも話を聞きましたが、何度も来ているけどこんなことは初めてだそうです。
あまりにも釣れないので、「放流前に、たらふくエサを食べさせているんじゃないの?」とか文句を言う始末(笑)。
これも川の状態やニジマスのコンディションがたまたま絶望的に悪くて釣れなかっただけなのでしょうか?
自分が子供の頃に行った、山の中にあるニジマスの釣り堀では、エサ釣りで常時入れ食い状態だったので、今回の結果はとても不思議でした。
はじめまして。
ボクはフライやルアー向きの管理釣り場で釣りをしたことがないので分かりませんが、放流されたばかりのニジマスなら、本当に餌をたくさん食べた後かもしれませんね。
釣りとは関係ありませんが、経営的な観点から考えると釣られない方が良いわけで(笑)
あとは、運ばれる前の生簀と釣り場の池の水温が違うということも考えられませんか?
生簀が温かくて池が冷たければ、それだけ緊張感が生まれるはずです。慣れるまでおとなしくしていると思いますよ。
そういえば以前、山形の銀山温泉の真ん中に流れる川を眺めていた時のことですが、岩魚と虹鱒の違いを感じました。
そこは禁漁区間でニジマスが放流されていて、たくさん泳ぐ姿が見られるのですが、時々、おそらく天然の岩魚が混じっています。
その岩魚は、自分より大きなニジマスを追い払っていました。縄張り争いですね。
しかし、ニジマスは並ぶようにして仲良く泳いでいる。
ニジマスと岩魚の違いなのか、放流魚と天然魚の違いなのか分かりませんが、何らかの違いはあるはずです。彼らも学習しますから。
魚の気持ちになって考えてみると何かわかるかもしれませんね。
ちなみに、ボクは渓流でポイントを探す場合、餌が流れてきやすい場所、捕食しやすい場所はどこかと考えます。食気があれば、彼らはより合理的な行動をしています。流れが合わさる場所とか、まとまる場所とかですね。
そんなふうに色々考えるのも釣りの楽しみですね
しっかりとした回答、ありがとうございます。
生け簀と川の水温の違いですか、なるほど。
慣れるのって1日以上かかるんですかね〜。
もしかしたら、翌日釣った人は入れ食いだったりして(笑)。
経営しているのはその川の漁業組合なのですが、経営的な面から見ても、あそこまで絞るのはいかがなものかと。
全く釣れないと、「こんなとこもう来ねーよ!」って感じでリピーターになってくれる客を逃したり、SNSで悪評を流されるリスクもあると思いますし。
まあ、1ヶ月に1日はそういった日を設けるとかなら、まだわかりますが。
自分が行った釣り場は利用料が一人4,000円もするので、1匹も釣れないと相当に割高です。
もし自分が経営者なら、営業時間の半分を過ぎても釣れていなかったら、一人数匹はもらえるとか、そういった制度にするかなーなんて思いました。
4000円ですか。それで釣れないと寂しいですね〜。
沢なら釣れなくても、それはそれで楽しめるんですけどね。
前に宮城にあった釣り堀だと、釣った魚を200円で買い取る仕組みでした。あれなら良いんですけどね。
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