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2013年07月02日 22:13山と渓谷.野草全体に公開

御在所岳(その4)

キレットを降りて
しばらく達成感に浸ったあと
今度は鎖のついてない
切り立った岩場に出た

降りなければ前に進めない・・;
覗いたら、どうやら足や手を置けそうな出っ張りがある
岩のくぼみや出っ張りにつかまりながら
一段一段 下の岩に足を置いて
体を滑らせていった
手も足も 指の先までしっかり働いてもらってる

視界の開けた見晴らしの良い道に出る
どっしりとした岩山に背の低い木々が張り付いている
足元を見れば
下の方遥か遠くまで
緑の隙間を岩肌が埋める

富士見岩に到着!
周りの山がみんな低い!^^
山の向こうに また山があって
そのまた向こうに街が見える
街の向こうは また山
空とつながるまでずっと山

静岡県まで見えてるのか?
と思ったら感動!
山の間に住んでるところの街があるんだわ
その向こうの山までも
すごく近く見えるのが嬉しい^^

頂上近くになると
まだそこかしこに雪が残っていた
高いところまで登ってきたことを実感

トイレ休憩をして三角点を目指す

山頂はカメラを持った人で
賑わっていた
携帯片手にアングルを考えていたら
記念撮影中のカップルに
「シャッターを押していただけますか?」と頼まれる

8時半から登り始めて
三角点にはお昼ちょっと前に到着
お腹ペコペコ
昼食を食べにロープウェイ乗り場へ向かう

冬はスキー場の丘を
ハイジのように
風いっぱい受けて駆け下りる
両手を広げて 気持ちいい〜〜!^^

子供たちのはしゃいだ声も響く
大人たちが
「気をつけなさいよ〜!」と叫んでいる

お昼ご飯と アイスを食べたら
もう疲れは どこかへ消えていた
ロープウェイで降りるのは
もったいない気分
(まだ人いっぱいいるし
お昼だし 裏道に行く人もいたし
ゆっくり降りれば大丈夫。。。)

ロープウェイ使わないことに決定!
ということで
もう一度おトイレに行って
裏道に向かう
と。。。。

いたいた^^wwwwww
上りで出会った男の子連れた家族!
お父さんが
私を見つけて挨拶してくれた
「帰りはロープウェイで帰ります
子供が乗りたがるんで」
あの急な岩場を頑張って降りて登ってきたんだ!
「おめでとう!」
頂上でまた会えたことが嬉しかった
裏道を降りることを告げると
「下り頑張って気をつけてください」と
手を振って別れた
「ありがとうございます」

裏道は中道より簡単
そう思っていた
ところが。。。。。
下り始めてすぐに
雪 雪 雪
たっぷり雪の道
いや、道がわからない・・;
みんな 道を避けて
両側の茂みになっているところの
枝を避けながら
くぼみになった道に落ちないように
進んでいる

道の方には
所々に  小さくて浅い穴と
大きくて深い穴と。。。
三角形に。。。。
誰かの尻餅の跡らしい^^www

長靴をはいても中に雪が入ってしまいそう
お尻はまった人が
暴れたような跡もある。。。
想像力を掻き立てられる愉快な痕跡

前の人たちのマネをして
木にしがみつきながら
高いところを歩く
やがて雪がなくなり
木の生い茂った山道に出る

登ってくる人たちにも何度もすれ違う
足早に駆け上がって来る人が見えたので
脇に避けて待っていたら
なんと、かなりご年配の女の人
若い頃から毎年登っているそうだ
「いつまで登れるかわからないけれど」と言って
笑って行かれた

道が二つ三つに分かれているところに出るが
前の人たちは
迷う様子もなく進んでいく

やがて
大きな石のゴロゴロした谷に出た
どこをどう進めばいいか?
人がいなかったら絶対に迷っていたと思い
多くてよかったと。。。内心喜ぶ

ちょっと目立った大きな岩の上で
女性たちがそれぞれに携帯を掲げて
景色を撮っていた
あっ!叫び声
「携帯落としちゃった!」
水の中へ水没・・;
(かわいそうに。。。)
携帯は拾えたけど。。。中のデータ消滅かも。。。
怪我しなくて良かったけどネ^^;
(自分も気をつけないと。。。)

いつの間にか
すぐ前に人がいない!
次に進む道はどこ〜〜〜!!!!!!
谷の途中で
道がわからなくなった
後から追いついてきた人に先に行ってもらって
後ろからついて行きながら
「どうしてみんな 道がわかるのかしら?」
とつぶやいたら。。。
「石に印が付いてるよ」と教えてくれた
「えっ!赤いの? 誰かの落書きかと思った^^;」
笑われた
(そっかぁ納得 赤丸は道しるべだったのね)
そこから
探すのは人ではなく
赤い印の石になった^^w

谷が終わり
また森の中に入った
そこからが結構長い
登ったと思うと
登った分だけ下りがあり
また登ってはは降りる
終がわからないので
少々疲れる

途中崩れたための迂回路が出来ていたが
一本道のため迷いそうなところはなかった

後ろの方から
小さな子供たちの声がする
男の子と女の子の兄弟らしい
足取りも軽く
段になったところを
うさぎのように
跳ねて降りてくる

だいぶ遅れて大人の声
「あんまり速く行くと危ないよ〜!」
「止まりなさ〜ぃ!」

「ハ〜イ!わかった」
まったく止まる気配なし^^www
母親の声
「待ってて〜〜!!!」
ブレーキのかからない子供達

話しかけたら 少しゆっくりになったw
「そんなに急いで 道わからなくならないの?」
と聞いたら
「知ってるから大丈夫」
「ママが {待ってて〜}って言ってるよ」
「おかあさん遅いもん!」と言っておかしそうに笑う
「仕方ない。。。待っててあげようか」
兄弟顔を見合わせて立ち止まる

疲れた顔の親たちが
ふうふう言って追いついてきた
子供と一緒にいた私に
「子供って 全然疲れないんでしょうかねェ」と
汗を拭って笑っていた

休憩所に到着
人が集まっていた
もうゴールだと思ったのに
その後が長い。。。。(私はまだ気がついていない)

駐車場は何処なの〜!!!!!!
時間は14時
登りぺースを考えたら
かなり速く降りている

集まってきてる人の様子は
登山口っぽいのに。。。。。
(降りてきて 道に迷っちゃったァ〜><)

街の方角はわかるので
そちらに向かって
一本道を進んでいったら
その道が
上ったり下りたり・・;
右に行ったり左に行ったり

そこから駐車場までが
とても長く感じられた
すれ違う人もいなく
追い越してゆく人もいない
(ちょっと不安)
まだ陽が高いのが救い

足もだいぶ痛くなってきて1時間(さっきの休憩所から)
見覚えのある川に出た
橋を渡って
コンクリートの道を下る
なんか
疲れがどっと押し寄せる
安心感なのか?
コンクリートのせいなのか?
15時15分
無事駐車場に到着!

足は痛くなっちゃったけど
素敵な思い出は溢れるほどいっぱいになった
山に登ると
達成感と
ぬくもりが感じられ
生きてることが楽しくなるわv^^v
2012.4.15
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