今日は
ドキドキハラハラの体験談です
6合目の休憩所を後にして
なだらかな山道を東へ進む
道端の草は
まだ新芽を見せておらず
薄茶色に風に揺れていた
先に進んでいたYさんが
突然立ち止まった
そこには真っ白な川が!
山頂より流れて
遥か麓の方まで
大地を飲み込んでいた
「雪崩だ!」とYさん
「こっから先は無理かも。。」
と つぶやいている
間近に寄って
雪の様子を観察
Yさんの足が前に進む。。。
つかまるところはどこにもない
足を滑らしたら
雪に埋もれて沈んでしまうかも?・・;
雪崩のことなど
予想だにしていなかったわたしは
ここで 辞めるように言われても
仕方ないと 覚悟していた
無理だと言われて素直に納得してしまうほど
目の前の光景は
荒々しく 恐ろしく思えた
Yさんが戻ってきて
「大丈夫だ」と言う
雪の上に
先に進んだ
何人かの足跡が残っていたらしい
自分の足跡を踏んでついてくるように
と 指示され
重い荷物は全てYさんに預けた
向こう岸が
手の届きそうなほど近くに見えるのに
時間が止まったように感じた
一歩々々綱渡りするように用心して
息を潜めて 前に進んだ
最後の一歩を踏み出した後は
力が抜けて
大冒険の後のようなドキドキが
まだ終わらない
何があるかわからない。。。
遠くの方で
コロコロ カラカラ とぶつかりながら
落下してくる石の音。。。
鳥の声でもなく
小川のせせらぎでもなく
ゴー!っという
深い。。。低い。。。
血液が流れるような
富士山の脈が聞こえる。。。
2012.6.10
それでは仕度して、、、これから 富士山見に行ってきま〜す!^^
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