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登山予定の少し前まで
車の中で休憩
2時少し過ぎにトイレを済ませ
駐車場脇の登山口へ向かう
杖の長さを合わせ
手袋をして
足元を照らすライトも付けた
人慣れた猫がお出迎え
登山道は登り始めからかなり長い間
ずっと階段になっているので
夜でもわかりやすい
(但し、土が流れていたので飛び越すか
脇を通った)
しばらく進んでから
いつもと違うことに気がついた
森の気配がしない。。。
鳥も虫もいないかのように。。。
音が全くしない。。。
まるで木の葉や草まで眠っているようだ
無言で立ってる木の間から
遠くの明かりがチラチラ漏れる
車道の灯か?車のライトか?
音という音が闇の中に消えてしまって
自分の足音と杖の音だけというのは、、、ちょっと怖い
それでも
はっきりした道が途切れなく続いているので
迷うという心配は
今のところなさそう。。。^^;
景色を楽しむということもないので
ひたすら長い階段を登っていく
およそ一時間登った頃
霧が出てきて
灯りをつけても光が拡散
前方が見えなくなる
足元の踏み跡
階段の位置を確かめながら
少しずつ進んでいく。。。
案内の標識を見つけホッとする
表示には「長者ヶ岳まで1.8キロ」となっていた
あと半分。。。。
かなりの急登が続く
急いで登ると気分が悪くなるといけないので
ペースを落としてゆっくり
それでも汗だくになる
水分補給もしっかりしなければ。。。
暗いということを除けば
今まで登ったどの山よりも
安全に思えた
ところが!
安全は確約じゃないみたいです・・;
霧がどんどん濃くなる!
少し心細くなってた時
遠くの方からライトが強く照らされた
先に進んでたYさんが
私に向かって「ここまで来るように」と合図
Yさんのところまで進むと
「道がわからないのでここで待っているように」
と 指示を出された
植林地帯になり下草も刈り取られ
歩きやすいので
あちらこちらに道ができているらしい
目印をライトで探しても
赤いテープも
ペンキの丸も見つけられなかった
ただ、東海自然歩道案内板が
そこかしこに設置されているので
慌てなければ
それほど深く道に迷ってしまうことは
なさそうだ
見通しのきかない真っ暗な道を
ヘッドランプだけで登るというのは
竜ヶ岳に続いて2回目だけど
運悪く今日は霧が出てしまった。。。
頭の中で
(どうしてもわからなくなったら
案内板のところで空が明るくなるまで待とう)
と 心に決めていた
時間は3時半を過ぎているので
あと少し待てば明るくなる^^
Yさんからまたライトで合図が来る
どうやら道が見つかったらしい
雨上がりの
少しぬかるんだ道は滑りやすい
早く行きたい気持ちを抑えて
気をつけながら登って行く
やがてベンチが現れ
私は 少し休憩
先についてたYさんは
またどんどん先に進んでいく
(YさんにはYさんのペースがあるから
イチゴに合わせていると
10倍疲れちゃうみたい^^w)
危ないところだけ待っててくれるみたいだけど
今のところ
そんな場所もないみたい。。。
4時をまわったところで
空が少し明るくなってきた
いままで気配のなかった
鳥や虫たちが
一斉に大合唱始めたのには
びっくりした
大きくて茶色のカエルさんに出会う
ちょうちょも舞っている
口笛を吹いているように
歌っているのは誰かしら?
ホーホケキョと聞こえるのは
ウグイスさん?
植林された森から
下草に囲まれた
枝を自由に伸ばした木々たちの森に入った
明るくなるにつれ
白い花。。ピンクの花。。。
いつの間にか
フラッシュなしで撮影できるほどになっていた
頂上近し!と
かなりの急登を一気に登りきり
またなだらかな道に出る
また急登になる。。。。繰り返し。。。
。。。。。まだかしら・・;
少し気持ちが疲れてきた頃
まだ見えない
遠くの方から
「着いた!」と声がした
元気が蘇り、、足早に歩き出す!
時間は5時になろうとしていた
木々を抜けた白い空間が見える。。。
「頂上だ!」。。。。(とうとう頂上についた)
めっちゃ嬉しいはずが〜。。。。
目の前にあるはずの富士山が!。。。
ない!!!!!
空と同化しちゃって
真っ白
霧の中><;
(しょぼ〜ん。。。)・・;
「朝ご飯にしようか」と声
真っ白な画面を見つめながら
この中に富士山がいるのよね?。。。。と
霧が晴れることを祈る
少しずつ、
霧の中に動いてる雲の気配が感じられた
ちょっとずつ
上の方の空が青くなってきた
みるみるうちに
富士山の左の部分が光りだし
輝く太陽が顔を出して昇ってきた
霧が薄くなり
雲海の動きが活発になり
雲の形も
富士山のシルエットも
くっきり。。。はっきり。。。
そこには
スポットライトのような太陽に照らされて
光り輝いている
富士山の顔が現れた
今日は
特別おしゃれな帽子をかぶって
微笑んでいるように思われた
。。。。たぶんそれは
私の気持ち^^wwwwね
富士山 万歳!!!!!v^^v
itigoさん、こんばんは。
よく若い方が、杖(ストック)を使用しているのを見掛けますが、健常者で40歳以下の場合には勧められません。これに頼りすぎると、どうしてもバランス感覚が弱くなりますので。
今から十数年前に田部井さんが、『山ガ−ル』を我が国に広めましたが、その時の本の表紙に杖を持った女性の写真を掲載したのを見た人達が、「そうか、山登りには杖が必要なのだ」と思い、今日に至りました。
>富士山 万歳!!!!!v^^v
でも、良かったですね。富士山が見えて
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