予想してなかった雪崩の跡を
無事通過して
しばらくすると
そこは 目を見張るばかりの
壮大なスケールの火口底
火口というのもをまだ見たことがない私にとって
別世界が広がっていた
歩いている人がアリンコのように見える
上の縁から覗き込んで
すり鉢の中のような
あそこへ下りていくのか。。。。
と心の中で確認していた
遠くに見える
東の壁の引っかき傷のような筋
あれが これから登る
宝永山への道
白雲と青空を背景に
モノトーンの火口は
大自然の造形美を堪能させてくれる
火口底に下りて行くにしたがって
石ころのように見えてたものが
とてつもなく大きな岩であることがわかる
あんなのがゴロゴロ転がったのか・・?
ものすごいエネルギーを感じる
コロコロ、、、ザザザ、、、
石が転がってくる。。。
石と一緒に砂のようなものも滑ってくる
かなりな急斜面のあちらこちらに
今にも転がりそうな 岩が 止まっている
怖いのと畏敬の気持ち。。。
神様を怒らせないように。。。。
そんな気持ちにさせられた
休憩していたら火口底の外側から
雲が湧いてきた
雲の様子も面白かったが
中に入ると見えなくなるので
さっき見えていた筋の道へ向かった
転がりやすい石だらけの
長い上り坂になっている
ひたすら登っていく
振り返ると
自分がどんどん高度を上げているのがわかるので
単調な道だけど面白い
心配していた高山病の気配も
今のところ全くなし!^^
しばらくして
振り返ったら。。。さっき見えてた火口底が
真っ白な雲の中に隠れてしまっていた
どんどん追いかけてくるようで
びっくり!
Yさんの予想通り
雲がこっちに向かって上がってきている
振り返っても見るものがなくなったので
ただ登ることに専念した
どうやら
追いかけてくる雲のペースよりは
速く歩けているようだ
したの景色が見えないので
どのくらい登ったのかわからない。。。
上の景色はちっともかわらないし。。。
少し気持ちが疲れてきたころ
道が大きくカーブした
あと少しだ! 頑張れ自分!v^^v
宝永山の真っ直ぐな稜線に
少しずつ近づいているのが
感じられるようになる
たった今まで歩いていた道も
後から登ってくる人も
見えないほどの深い霧が追いかけてくる
少しペースを上げて
一気に稜線に出る
そこは。。。
富士山と宝永山の山頂だけが
ぽっかり雲の上に浮かんでいた。。。
下の景色は全て雲が包み込んで
天空の富士見台になっている
青空の中にくっきり姿を見せている富士山は
見とれるほど美しい。。。
ここはほんとに
下界とはかけ離れた不思議な世界に来たような。。
水分補給をして おやつを食べて
ごきげんな達成感を味わっていた。。。
あ〜〜富士山て。。。何度見てもほんとにいいものですね〜^^V
(このあと大変なことになることをまだ知らないイチゴでしたwww)
下山のお話はまたね〜^^
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する