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足元には滝壺を思わせるような
まるで積もった落ち葉が
果てしなく下に向かって
流れ落ちているような
激下りがある
落ち葉の滑り易さは経験済み
雪や氷と変わらないくらいに
足を取られる危険な場所
落ち葉に流されないように
立木に 岩に 安全確認しながら
しっかりつかまって
少しずつ高度を下げていく。。。
今下りているのは
一時も気を緩めてはダメな急斜面
4本の手足の隅々まで
感覚を研ぎ澄まして
3点確保!
残る一点で確実な場所を探しながら
次の足場を決めていく。。。
時には落ち葉をかき分け
隠れている岩や窪みに
足先を押しつけるようにして
少しずつ体重をかけて
崩れないことを確認
次第に根っこが広がり
つかまりやすい樹木も増え
足場を確保しやすい岩場になった
まだまだ気を緩めたら危ない。。。
慎重に 慎重に
岩は転がらないか?
根っこは折れないか?
今までの経験の総動員。。。
大きく息を吸って
次の足場を。。。
手で支えられる場所を
確かめていく
太い根っこの下の段差が
人またぎで降りるには大きい
どっしりした木や岩につかまりながら
膝を曲げて
お尻から滑るように下りる
次の足場を探そうと
向きを変えると
目の前に。。。「こんにちは!」
可愛い緑が顔を出していた^^
小さくて元気な葉っぱ
隠れんぼしてるみたいに
根っこの下。。。
写真を撮ってメモして
「後でまたね^^」
と挨拶
次へ進む。。。
時間は気にしない
ただ安全に怪我をしないように
下りるだけ。。。
ただ3点確保の一点に
気持ちを集中して
ひたすら下りて行った
ずいぶん長い時間が
経ったように感じたけど
下りの最後を確信した時
時間を見たら15分
さっきの案内板から
わずか15分しか経っていなかった
無事に降りてこられたことに
感謝。。。
振り返って思うのは
岩が濡れていなかったことが幸運
雨だったら絶対に降りられない
危険な場所だったと思う
もう一つ危険を感じたのは
もし過って石を転がしてしまったら
その時 誰かが下にいたら
大変なことになると わかったこと
自分が転がらない心配も当然だけど
石や落ち葉を下へ落とさないように
気をつけなければならない
張り詰めた緊張の続く
急斜面でした。。。
一息ついて水分補給
目の前は
ロッククライミングと呼べそうな
切り立った岩場が立ちはだかる
(ここを登るのか。。。)
深呼吸してから
登り易い場所を探す
岩場のてっぺんが見えているので
今下ってきたような怖さはない
左の方へ廻って行ったら
足をかけやすい場所があった
急勾配でも
登りは楽。。。
岩を掴んで
根っこに足をかけて
グイグイ登っていった
途中のお地蔵様に挨拶して^^
そこを通り越したらあと少し!
10:02 大竜頭に到着!
山頂から42分かかりました。。。
いよいよ龍神様とご対面!
断崖絶壁のお話はこの次ね^^
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