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青みがかった雪原に息を凝らしている
眼前に広がる
透き通るような青空と
キラキラと眩しい白銀の世界
風を受けて滑り降りる私は
雪の上を 楽しんでいただけで
まだ そこに隠されていた
一人の強力の生き様を
知るよしもなかった
私にとって初めての雪山が
白馬であったことに
今 驚きながら「強力伝」を読んでいる
主人公の小宮正作さんは
実在の人物で金時娘さんの父親である
富士山の強力として名前を知られていた
白馬岳の山頂に風景指示盤を設置するために
白羽の矢を立てられ
一度に200キロ近い重さを背負って
白馬岳の雪渓を登る
正作さんは注目されて新聞に載るのを
子供のように喜んでいたそうだ
誰にも出来ない
地元の人の協力もイマイチの中で
正作さんの人柄は人々を
次第に 惹き付けてゆく
200キロという重さの意味を
自分は全く知らなかった
読み進めるにつれ
恐ろしいと思うようになる
山頂に着くまで
座って休憩することも出来ない
キジ撃ちはどうするか?
雪が崩れたら
足を滑らせたら
岩が転がってきたら、、、
ハラハラ ドキドキで
思わず
力が入ってしまいます
およそ人間技とは思えない
苦難と戦いの果てに
見事に偉業を成し遂げた!
感動とちょっと涙のお話でした
もう一度白馬を訪れて
正作さんの生きた証を観てみたいと
思いました
「強力伝」ですか、、直木賞を受賞された短編小説ですが、登山愛好家なら、是非とも一読して頂きたい一冊ですね。
機会があれば、諏訪市図書館に「新田次郎記念室」を常設展示していますので・・。
itigoさん、こんばんわ。
この本を読むと、あの風景盤を背負って登る様子の
細かな描写に圧倒されますね。
栂池に雪渓を登る強力さんの写真(後ろ姿)がありますので
是非ご覧ください。
替えのわらじを風景盤にぶらさげています。
nonkibou さん コメントありがとうございます(^-^)
読後の感想はとても言い表せない複雑な思いが残りました
登山の意味を改めて考えさせられるし
危険について教えられることも多かったです
今まで何気なく目にしていた物の存在感が
とてつもなく大きくなったような気がします。
諏訪市はとても興味深い街ですね
歴史的な場所でもあるし
ぜひ訪れてみたいと思っています。
原田さんや硝子工芸など見所が多いですね♪
sakusaku さんこんばんは(^-^)
そうなんですよ!
描写に圧倒されて
読みながら苦しくなるくらいでした!
ワラジで、、、今なら考えられない話ですね
写真のことありがとうございます♪
風景指示盤みたらジ〜ンとしちゃいそう
凄い人がいたんですね
コメントありがとうございました(^-^)
こんばんは。
今更ながらですが、昔の強力さんの力には驚かされます。
方位盤や石仏像、山小屋の資材上げなど、今はヘリで簡単に荷揚げされますが、昔は全て人の力で上げた訳ですから。
北穂高小屋などは、どうやってあの岩場を長い柱を背負い上げたのか、只々驚くばかりです。
自分は毎晩、雨が降らなければ30キロの砂を背負い、足には片足3キロの重りを付けて、裏山を登っています。最終的には50キロを背負わなければならず、歩き登ってますが、強力さんから見ると、鼻で笑われそうですね。
まだ決定では無いのですが、某山岳会のヒマラヤのある山の登山隊メンバーに誘われ応募しました。
久しぶりの8000m峰。とりあえずは脚力作りからと、頑張ってます。
そうですね、私には今まで想像もできなかった重さです。
山頂の指示盤を何も感じないでみることは出来なくなりました。
ところで
k28611mさんの訓練も凄いですね!
毎晩ですか!
目標があるからですね♪
8000メートル級の山なんて
私には写真か映像でしか見ることの出来ない山です。
もうすでに経験済みなのは改めて驚きです!
色々なアドバイスや経験談をお話していただけるのはとても嬉しいです♪
お怪我や事故のないように
気を付けて楽しんで下さいね(^-^)
コメントありがとうございました(*^▽^*)
わぁー!凄いですね!!
読んでみたいです!
探してみます( +・`ω・)q
山に興味がわきつつも、まだ山の本は全く手を出せずにいるので(普段ははまると、やたらとその趣味に関わる本なども読み漁るけいこうにあるんですけど…)
ブックオフオンラインにあったらいいなぁ…
rin5star さん おはようございます!
ぜひ読んでみてください。
山の本が大好きになりますよ♪
山の楽しみ方も変わるかもです(^-^)
短編集なので他のお話も面白いです!
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