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「遭難記念碑」がある
何故 「記念碑」なのか?
普通は「慰霊碑」、、、
山で遭難した生徒と教師
彼らの死の謎が此処から証される
これは遭難のドキュメント
だから結末は分かっている
それでも
「行かないで ! 行かないで !」と
願わずにはいられなかった
何度も天気予報を確めている
O.K. の返事が悲しい
学校から登山口まで19キロあるという
草鞋で歩ける子供達の元気が悲しい
山国長野では登山は日常化していて
修学旅行登山も年中行事の一つであった
予期せぬ状況に置かれ
一人の命が消えた時
自分の命を教え子に捧げた教師
自分は死んでも子供達を救いたい!
人間の肉体の限界を超えての闘い!
読んでいて
涙が溢れて止まらなくなりました
新田次郎氏は
駒ヶ岳を歩かれ
それぞれの遭難現場を確め
雨と風の中の下山を
自ら体験されています
手にした
膨大な資料と
生きている方々の証言
当時の
社会情勢まで深く考察し
ドキュメントとしての
価値の高い作品だと思います
生き残った方や遺族の苦悩
捜索活動が終了しても終わらない
心の傷の問題
そして現代にも通じる
子供の教育の問題など
改めて気付かされることの
多い内容でした!
*****
遭難からちょうど100年が
過ぎました
現在でも
修学旅行登山は続けられているそうです
毎日雨の日も風の日も
2キロのコースを走り
4キロの荷物を背に
日帰り登山で訓練
教師は案内人と同行して
下見登山をする
マムシの血清を持った医師が
途中まで同行
帰路も迎える
その後急な天候の変化により
落雷にあった時も
適切な指導の元に
一人の死者も出していないという
現在、装備も進化し
小さな子供を山で見掛けることが
多くなった。
その分
体力に合わないための
遭難や怪我、病気が
増えているようだ
1歩間違えれば
大人と同じように
子供を危険に晒すことになる
大人は
自分の命に代えても
子供を守ろうとするだろう
でも、私は
大人にも子供にも
命を落として欲しくない
100年前の出来事でも
針で刺されるように
辛い
残された家族の悲しみの深さは
計り知れないと思う
何故「記念碑」になったのか
新田次郎氏と共に考え
自らの登山の参考になればと
思いました
itigoさんこんばんは。
すごいペースで読まれていますね。
ものすごい読書力ですね。おどろくばかりです。
私には到底真似ができません。
私の場合それも熱しやすく冷めやすので数日で読み切らなければずっと本棚の肥やしになってしまいます。
その読書のモチベーションを学びたいものです。
itigoさんは文章がとても魅力的で上手なので、今年は「新田次郎文学賞」というものを狙ってみられたらどうでしょう?itigoさんらしさを出すといい所いけるんじゃないでしょうか?
こんばんは、itigoさん。
深く読み込まれてますね。
私も大昔に読みましたが、昨年9月に文庫本を買って読み
直してみました。
自分も教員をしていたので、「なぜ危険な登山修学旅行」
にこだわるのか知りたくて読み直しました。
私の高校では海外修学旅行でした。
これまた危険と隣り合わせ。
引率教員として気を遣いました使いました
「聖職の碑」、遭難ドキュメントでしたが、
感慨深く読めました。
murren さんこんばんは♪
読書が進んでいるのは
療養中で読書しか出来ないからなの(笑)
お正月明けまで絶対安静!
お陰で体調は大分良くなって来たけど
山 恋し〜! の禁断症状が出てきた!
山に行けるようになるまで
山本読んで紛らすしかないみたい(*^▽^*)
病院の待ち時間も気にならないし
山の勉強にもなるしで一石二鳥です♪
murren さんの日記に
登攀のお話の想像力を
高めてさせて頂いています
コメントありがとうございました!
これからもよろしくお願いいたします(^-^)
katatumuri さんこんばんは♪
やっぱり読んでいらっしゃいましたね(^-^)
教師をしてらしたということで
私以上に、心を揺り動かされたのではないでしょうか
遭難の有り様には涙を抑えることが出来ませんでしたが
その後のお話では今まで想像すらしたことのない人々の心の内を覗かせて頂き
大きな問題集を与えられたような
気がします
まだまだ 山本から離れられそうにありません(*^▽^*)
コメントありがとうございました♪
新田次郎素敵〜!
こんばんは。
読書ペースが速いですね
豆腐のようなメンタルの私は日常生活で凹まされると趣味のペースが一気に落ちて
コタツで寝るだけになるからうらやましいです。
聖職の碑の文庫版はここ数年での再販だったと記憶しています。
私は8年位前に図書館で全集を探して読んだ気がするのですが
山岳遭難ものとしては外せない一冊だと思います。
随分な読書家さんだと思いますので既読かもわかりませんが
ウォルター・ウェストンの「日本アルプスの登山と探検」
なんかは明治の日本の生活とウェストンの健脚ぶりが読み取れて面白いですよ
odensobaさんこんばんは♪
「日本アルプスの登山と探険」ですね
まだ読んでいません
ヤマレコの方に紹介して頂いて
去年の暮れから読みはじめてはまったので
山の本はまだ新田次郎さんのしか知らないんですよ
違う著者のも
紹介して頂くのは有り難いです!
楽しみが増えました♪
お薦めの山の本がありましたら
また教えて下さい!(*^▽^*)
これからもよろしくお願いいたします
コメントありがとうございました!
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