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日常の事実が
ほぼ時系列に沿って
書き進められている
驚かされるのは
「死ぬかもしれない」
そんな山に登ることが
登山家山野井夫婦にとって
日常であること
凍傷を自覚し
「指は落とさないとダメだな」と
さらりと諦めてしまい
登攀を続ける
妻である妙子さんは
既に凍傷で手の指は殆ど残っていない
彼らが目指しているのは
ヒマラヤの難峰ギャチュンカン
7952メートルの頂
堕ちたら最後
まず助からないし
救助も出来ない場所
ビバークするにも
最大50センチのテラスを
確保するのがやっとこさの
断崖絶壁!
しかし
それはまだまだ甘い方であった
絶対的な信頼というザイルに結ばれ
生死に関わるような困難を
次々に乗り越えてゆく
やっとの思いで
登頂しても
垂直懸垂下降して
下山しなければならない
眠ることすら出来ない
氷点下40℃の絶壁の途中で
凍傷で死んでいく手足を
どうすることも出来ないまま
とうとう目も見えなくなってしまう
体力の限界
生理現象はどうするのか?
雪崩は次々に襲ってくる
しかし
逃げ場がない、、、
滑落!
生きているのか?
姿の見えなくなった
相手を確めることも出来ない、、、
お互いの足りないものを
補いあえる夫婦の絆
相手のことを
とことん知ってるからこそ
どんな困難に思える時にも
希望を持ち続けられたに違いない
読んでて凍えそうな
迫力があります!
8000メートル級の絶壁登攀の
リアルタイムでの
緊張感が伝わってきて
息が苦しくなって来ました!
山野井夫婦のその後の生き方も
素晴らしく
妙子さんの性格は
女性として
見習いたいことも沢山ありました
登山家としての名声ではなく
生きている証で登り続けるような
そんな夫婦の
ドキュメンタリーです!
読後感もとても良い作品でした
(苦しく辛い試練を笑顔に変えられる
ところが凄いです)(^-^)
*ご夫妻は
山にゴミを絶対に残さないことを
とことん実践していらっしゃいました
登頂の後にキャンプまで荷物を持っては
戻れない状態で
やむを得ず置いてきた物を
現地まで
回収に行っておられます
すでに氷河の流れに呑み込まれしまい
自分達の荷物は見つけられませんでしたが
そこに落ちていたゴミを拾って
持ち帰られたそうです
山野井氏は
凍傷で受けたハンディキャップを克服し
3年後には(2005年)
ポタラ峰北壁の初登頂に成功!
拍手大喝采です(^-^)v
こんばんは。
おそらくこーゆー文章を読むだけでダイエットできるような気がします。
山野井氏は詳しくは知りませんがものすごい登攀歴で驚くばかりです。
本当のアルパインクライマーというのはこういう人なんでしょうね。
それにしてもitigoさんのアルパインクライマーに対する理解もすごいという感じがしています。
また時間があったら読みたいと思います。
ご紹介ありがとうございました。
こんばんは、itigoさん。
山野井夫妻の事は、当時、山雑誌で読み、TVのドキュメンタリー番組でも見ました。
以前から自分の考えは、命を懸けてまで挑戦はしない、山頂を極めなくても無事に帰って来る。無理はしない。今でもそんな考えです。
K2の時は元々サポートで行っていたし、自分の技量の山では無かった。
G2は自分の技量内で登れる山で条件も良かったから登り、7800mで体力限界で下りて
あとは余裕下山。マナスルでは悪天候で最初からベースキャンプ泊まり。
結局山頂には全部登って無いですが、自身は今でも満足しています。
素晴らしい景色と無事に帰ってこれた事が満足に繋がってます。
だから山野井夫妻とは、求めるモノが違っていて、どうしてそこまでヤる必要が有るのか私には理解できませんでした。
自分の場合は出来れば山頂まで、ダメなら高所7000mの空気を経験したい、そんな気持ちで行ってましたから、他の人達とは真剣度が違ってました。
いま国内の山での遭難騒ぎが多くなっています。
経験が浅いのに無理な山や冬山に登ったり、場数を踏んでない人がリーダーしたりして遭難騒ぎ。
携帯電話の普及で安易に救助要請。ひどい人だと北アルプスの県境だと、民間ヘリに回される可能性のある長野県警にせず、無料の岐阜県警に救助要請してきた名門山岳会もありました。
山はひとつ間違うと危険がいっぱい。低い山でも転んでひざを打ちつけたら1時間したら歩け無い事に。
一般人登山は憧れちゃダメなんです。
無理な山登りはしない事です。
話が脱線しちゃいましたf^_^;
Itigoさんこんにちは!
かなり前になります。TVのドキュメンタリーか特集で、凍傷のため切断された指先を鍛えるため自宅の梁か何かにぶら下がり次なる山を目指す御夫婦を観たことを思い出しました。
山野井さんだったのかしら…
とにかく笑顔で、「無くしたものなど何もない」という語り口だったことを思い出します。
当時山へ行こうなんて少しも考えていなかった私は、何故そうまでして山へ…と思うと共に、なんて幸せな生き方なんだろう。と漠然と感じました。
読んでみたいと思います。「永遠の0」を読み終えたら(^.^)
murren さん こんばんは♪
私は奥さんの妙子さんに圧倒され続けて
休む間がなく一気に読んでしまいました!
凄い勢いで引っ張られる感じなんです
ハラハラドキドキの緊張続きでといっても
休憩入ってて一日です
実際の登攀、下降は6日以上続いた訳ですから過酷な条件下で恐るべき精神力ですよね
それにしても
岩壁に挑むのは凄いことですね
常に命の危険に晒されながら
守れるのは自分だけの世界
道具の一つを落としても命取りになりかねない、、、
電池の交換でさえ呼吸が止まりそう
ハイキングがメッチャ楽に
思えるけど、その気の緩みが遭難を
呼ぶんですよね!(^_^;)
今度は植村直己さんを読んでみますp(^-^)q
読んでるだけで体力つきそう!
コメントありがとうございました(^-^)
k28611mさん こんばんは(^-^)
私達が無茶なことをしたら
他の人に迷惑かけるばかりだし
家族もいるのに心配掛けたくないですよね
山野井夫婦はお互いが認めあって
山のために結婚されたみたいです
準備も計画も素晴らしと思いました
難しいと思った山は辞めて
生きて帰る道を選ばれたようです
何故凍傷を放置したかは
指より大切なものを得る為で
此れは価値観の違いなので真似できません
遭難と言われ騒がれた用ですが
ご夫妻は自力で降りて来られ
遭難ではありません
他の人には真似の出来ない生き方ですね
お金儲けの為のスポンサーも付けずに
名声の為の登攀でもなく
登るために生きている
そう言う生き方もありかな?と思いました
コメントありがとうございました(^-^)
miepp さん こんばんは♪
そうなんですね(^-^)
凍傷で指はなくても明るく幸せそうなんです
妙子さんの凍傷はパーティで他の人を助けた為の名誉の負傷なんです
奥さんの頑張る姿見てるから
山野井氏は凍傷より山頂を選んだのかもしれないですね?
登場人物が皆さん温かくて
読んでて気持ちがいいですよ
ご夫妻の愛情最高です(^o^)
コメントありがとうございました!
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