ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

HOME > itigoさんのHP > 日記
2014年01月19日 20:11書籍.映画レビュー(書籍)全体に公開

植村直己「青春を山に賭けて」-10

アラスカのマッキンリー
世界初の冬期単独登頂を果す!

子供のように無鉄砲
子供のように純真

端から観てると
ハラハラ ドキドキ
でも本人は
そんな冒険を楽しんでいる

植村直己はそんな男

とんでもないことをやり遂げても
一度も奢り高ぶることなく
常に感謝の気持ちを忘れなかった

その燃え盛る炎のような情熱は
周りの人を応援者に変えて行き

立ち塞がる大きな壁までも
溶かしてゆく

お金なし
満足な会話も出来ない

頭と体を使って
必死のアプローチを試みる!

思わず吹き出してしまうような
そんな楽しさが
彼の周りには いつも溢れている

フランスのシャモニーでは
スキー場のアルバイト欲しさに
実力以上の見せかけパフォーマンス(笑)
しかし相手は
オリンピック金メダリスト
その成り行きには
当事者と一緒に大爆笑してしまった

アマゾン川6000㎞をイカダで下る
ピラニアの餌にされそうになったり
アクシデント山盛り
「神様助けて!」、、、

読んでて助けてあげたくなっちゃいますよ
(こんな目に遭ってても楽しいの?)

彼は「全て楽しい」と思ってます!

1970年5月11日エベレストに登頂
しかしチームを組んだ中で
自分が選ばれて登頂したことに疑問を持つ
自分達の沢山の荷物を
子供に運んで貰ったことにも
矛盾を感じる

裸足に近い子供が歩きづらい道を
30キロの荷物を担いで着いてくる
遊びの登山をサポートするために、、、

彼は単独こそが
本当の達成感を 味わえると考える

1970年8月30日マッキンリー登頂 !
五大陸最高峰の登頂者となる

*******

「冒険で死んではいけない
生きて戻って来るのが絶対
何よりの前提である
冒険とは生きて帰ることなんです」

これは 彼が残した言葉

1984年2月12日
冬のマッキンリーにて登頂を果したあと
消息不明になってしまった
享年43歳お誕生日に合わせての登山であった

マッキンリーの高さは6191メートル
エベレストの8848メートルと比べたらかなり低い
しかし
麓から高さを比べるとマッキンリー5500メートルに対して
エベレストは3700メートルしかない
(富士山登るのと標高差は同じ)

気温も中腹4600メートル地点で−73.3℃を記録している
低酸素率も赤道から離れるほど低くなるらしい

植村直己さんは
とてつもなく危険な山に挑戦し
偉業を為し遂げたあと
姿を消してしまった

彼の言葉を借りれば
「戻って来なければ冒険ではない!」

マッキンリー
世界初の冬期単独登頂に
彼は拍手を贈っただろうか?


「失敗しちゃった、、、
でも楽しかった!」

そんな言葉が聞こえてくるような
気がしました

「戻って来なければダメでしょ!」
そう伝えたいですね

素晴らしい人だったと思います
お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:267人

コメント

RE: 植村直己「青春を山に賭けて」-10
こんばんは。
この本も昔読みました。
中身は忘れましたが・・・・・。
植村直己さんが今も生きていたらと考えてしまいます。
「戻って来なければ冒険ではない!」
僕らにはこんなたいそうなものではないですが、ケガや事故なしで無事下山ですね。
2014/1/19 20:16
RE: 植村直己「青春を山に賭けて」-10
katatumuri さん こんばんは♪
無事下山が一番です(^-^)

危険=冒険になるとドンドンエスカレートしてしまって最後は動けなくなるまで?
それも楽しいと思えてしまうんですね

私も 命掛けにならないところで
安全ハイキングを楽しみたいと
思います♪

コメントありがとうございました!
2014/1/19 20:27
RE: 植村直己「青春を山に賭けて」-10
いつも素晴らしい文相ですね。簡潔で素晴らしいです。植村さん私の大学の先輩です。彼の言うとおり「生きいて帰ってこそ冒険」だと思います。死んでしまっては、すべて終わりである。しかし、彼の死を自分は冒険と考えたい。
2014/1/19 21:11
RE: 植村直己「青春を山に賭けて」-10
zvn06025さん こんばんは♪
極地法が当たり前の時に単独で登ること自体がもう冒険ですよね!
それに
彼の生活は食べるのも寝るのも
冒険みたいに思います!

植村直己さんは
皆さんの心の中に戻って
生き続けていらっしゃるようですね

素敵な先輩に拍手です(^-^)

コメントありがとうございました!
2014/1/19 21:37
RE: 植村直己「青春を山に賭けて」-10
itigoさん、こんばんは

「極北に駆ける」植村直己著もありますよ。
南極を目指す植村さんの気持ちが伝わってきます。
「北極圏一万二千キロ」もありますね。

高校生の頃に植村さんの講演を聞くチャンスがありました。
「自分はもう山には登れないから、南極を目指す」と
熱く語らていました。

その後、冬のマッキンリーでの遭難は、周知のとおりです。

あの頃の、憧れの冒険家でした。
2014/1/19 21:52
ゲスト
RE: 植村直己「青春を山に賭けて」-10
itigoさんこんばんは。
私の日記でも紹介させてもらいました。
http://www.yamareco.com/modules/diary/42284-detail-52448
日記でも書いたように、私はサインをもらったときに握手をしなかったことが今でも悔やまれます。握手が出来る状態だったのに…。今でも、彼の手の大きさを確認したかった気持ちがこの本の話題のたびに起こります。
植村がマッキンリーで消息をたって、生きていることを願い続けていた時からは、彼の全ての著書を読まなくなりました。そして少し前にやっと再び読むことができました。それが「時間がすぎる」ということなんでしょうね。
植村の足音を感じながら何とかどっか一つでも最高峰には登りたいですわ。
2014/1/19 21:57
RE: 植村直己「青春を山に賭けて」-10
s4redsさん こんばんは♪
読んでて人間的な温かさが伝わってくる
素晴らしい内容でした。

実際に会ってるなんていいですね♪
ますます好きになったでしょ?

植村さんは加藤文太郎さんに憧れて
今は植村さんに憧れる方がいる
ずっと繋がっていきそうですね♪

植村さんの本はサービス精神旺盛で
どれも楽しめそうです
北極の本も読んでみたいです(^-^)

コメントありがとうございました!
2014/1/19 22:09
RE: 植村直己「青春を山に賭けて」-10
murren さん こんばんは(*^▽^*)
スッゴい笑ってるのは
実は
murren さんの日記で見つけて
初めて植村直己さんを知ったのです!
前月まで
新田次郎しか知らなかったもん
何度も足跡残ってたでしょ?

改めて
教えて頂いてありがとうございました!

植村直己さんはかしこまっていない
裸の世界を教えてくれてるみたいです

山と闘っているのではなく
過酷な中でも楽しんでいる感じが
伝わってきて凄い人だと思いました。

南極大陸に行って貰いたかったですね

murren の夢も叶うといいですね!
三浦雄一郎さんの年齢からしたら
まだまだですよね♪(笑)

コメントありがとうございました!
2014/1/19 22:35
ゲスト
RE: 植村直己「青春を山に賭けて」-10
えっ(@_@;)
そうなんですか。
なんだか「黒ヤギさんからお手紙とどいた」白ヤギさんたら読まずに食べて「さっきのお手紙なぁに?」てな堂々めぐりみたいでしたね
ま、大きいことは言っちゃいけませんが、モンブラン、キリマンは問題は少なく、アコンカグアは何とかなりそうですね。マッキンリーもルートと天気がよければ何とかなりそうですね。
超お金持ちならエベレストもビンソンマシフもなんとかなりそうですね。
ということで、お金儲けも登山の範囲ですかね?
この本のもう一つのあらすじは、そんなアルバイトによる資金作りの記録でもありましたね。
どうも締めが悪くてすみませんでした。
2014/1/19 23:41
RE: 植村直己「青春を山に賭けて」-10
murren さんへ♪
もし握手してたら手を洗わなかったとか?
そんなに近くでお会い出来たんですね
そういう方が消えてしまうのは
特別な想いが残りますね

山の本が読みたくなった時に
ヤマレコ山の本で探したらヒットしましたよ(^-^)

お金がなければ登れないからそれも含めてですよね
自分のお金の方が気分的に楽な気がします

生涯現役で目標があるのは素敵ですよね
私には海外なんて無理ですが
本を読んでると登らなくて
観るだけでも満足出来そうな気がします

好きな言葉
「死ぬより怖い退屈人生!」 byルパン
楽しかったと思えたら自分では成功なの♪
だから植村直己さんは成功者だって思えます
murren さんも
振り返って楽しめるような人生を !

さっきのコメント「サン」が抜けちゃいましたァ
落ちて怪我しないように気を付けて(^-^)
(落としたのイチゴだけど♪)

此れからもよろしくお願いいたします!
2014/1/20 0:20
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する