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決して責めてはならない、、、
婚約者を亡くした千晶
親友を救えなかった富樫
雪山、、、日本最大のダム占拠という
前代見聞の大事件に
たった一人で立ち向かった
富樫という普通の男のストーリィ!
************
富樫輝男は普通のダム職員
スーパーヒーローじゃない!
雪山で二人の遭難者を見つけ
救助に行ったが
二次遭難になりかけた
視界ゼロのホワイトアウトの中
遭難者と怪我した仲間を残し
助けを求めて別れるが
前に進めなくなる
やむを得ずのビバークが
救助を遅らせ
仲間を助けられなかったと
悔やみ己を責める、、、
仲間の婚約者に言葉をかけることも出来ずに
日にちが過ぎていた
ある日
婚約者の女性「千晶」が
ダムを訪問することがわかった
今日こそ言葉を掛けようと
心に誓って待つ!
ダムへ向かって車を走らせる
千晶と課長の岩崎
婚約者を待つ富樫
しかし彼らを待っていたのは
ダム乗っ取り犯達の銃弾だった!
彼らは何の躊躇もなく
人の命を奪う!
千晶は人質に、、、
富樫は辛うじて銃弾をかわしたが、、、
目の前で撃たれた仲間を
どうすることも出来ない、、、
ダムで何が起きたのか?
彼らの目的は?
銃弾に追われ
逃げ道は?
雪は冷たいのを通り越して痛みを伴う!
電話も繋がらない!
亡くした仲間の声に支えられながら
どう戦うか?
どう生き延びるか?
絶対絶命のピンチを切り開いてゆく!
*************
事件は現実離れした奇想天外なアクションだけど
富樫という主人公がヒーロー過ぎないところが
身近に感じられて楽しめました!
映画の方は短い時間にアクションシーンを
大盛にしてて
登場人物の内面描写が削られている感じでしたが
小説の心の葛藤や弱音独白は
映像以上の臨場感を与えてくれます!
雪の中を凍傷の危機に瀕しながらも
気力だけで突き進んで行く様子の描写も
ページをさいてジックリ表現されて
映画より距離感が出ていて
困難さがビンビン伝わって来ました!
映画を観られた方も多いと思いますが
小説の臨場感も是非味わってみてください!(*^▽^*)
一人だけ助かった遭難者を責めないで、、、、
読み終わってなおこの言葉を噛み締めています
平和な日常にちょっと唐辛子撒いたようなお話でした♪
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