シンガポール-ソマリア湾(絶対絶命のSOS)-21

平成21年4月4日
2時40分、、、真夜中の海
ソマリア湾操行中のシンガポール船籍から
SOS が入った！

海賊に囲まれた！助けてくれ！
母艦の他3艇に囲まれ
絶対絶命、、、
乗組員は追い詰められ
逃げる希望も失ない
絶望的になっていた

海賊達の包囲網は次第に狭められてゆく

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当時、、、2008年には111件の被害
その年の夏以降は
２日に1件の割合で海賊の被害を受けていた

彼らはロケット砲という重火器で武装していて
民間人はただ逃げ回るしかなかった

フロントガラスは粉々
船体には砲弾の跡
人質に取られれば
身代金が支払われるまで
銃を突き付けられて
何月も拘束されることもある

それが精神的なトラウマになって
海に出れなくなる人もいた

日本は99.1%を海洋輸送に頼っている
安全な航行は国民の死活問題である

しかし海上保安庁は
1万キロも離れた海にまで対応できない
ロケットランチャーに対抗できるヘリは
一機しか持っていないからだ

唯一対抗できるのは自衛隊
しかし
自衛隊は相手が攻撃してくるまで
攻撃できない！
民間人が人質に取られるまで
攻撃できないことになる、、、

「日本人の命と財産を守る」
それ以外には
相手を見つけても発砲できないのだ

普通に考えて
人質を取られた時点でアウト！
それでは遅すぎる、、、

しかし国内では
自衛隊の派遣そのものに反対する意見が多く
当時の麻生政権は
支持率最低になっていた

ソマリアの情勢は緊迫していた
世界119ヵ国の内
日本の船籍が１割以上を占めている
国民全員の生活がかかった問題である

しかし身動き取れなくなった自民党に
協力してもらうのは至難のことであった

武器の使用を認められないまま
自衛隊の護衛艦二隻が出航！

丸腰の自衛隊派遣は
何も出来ないで恥になるだけ！

危機感のない人々は
そう言って反対していた

「見切り発車だが
必ず武器の使用を認めさせるから！」と
世界一の危険海域に向かう
自衛官達に麻生総理は約束して
見送った

ソマリア到着は2週間後
国会は審議に入ったが
野党の反対が多く
なかなか決まらない、、、

武器の使用を禁止されたまま
ソマリアへ到着、、、

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生命の危機に瀕していた人々は
自衛隊が来てくれた！
というだけで安堵したという

到着して1週間にもならない
4月4日の深夜
シンガポール船籍からのSOS を傍受

武器使用なし！
日本人しかダメ！

今 襲われてる人が助けを呼んでて
自分達は助けることが出来るのに
見棄てるのか？

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死をも覚悟した
絶対絶命のその時！

月明かり照らされた黒い影が
ス〜ッと
海賊船とシンガポールの船の間に
割り込んで来た！

SOS から僅か10分後！

日本の自衛隊が呼び掛けた途端に
海賊船は一目散に逃げて行った！

シンガポール船籍の乗組員の瞳には
安堵の喜びがひろがり
万歳！万歳！と
自衛隊に感謝、、、そして畏敬の念をもたれたそうです

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僅か10分で到着！
自衛隊はSOS を傍受した途端に
救助に向かったもよう、、、
日本人だろうと
外国人だろうと
彼ら人助けのプロには関係ないようです(^-^)

助けを求めている人を無視するなんて
プロフェッショナルとしての誇りが許さないのでしょう

ところで何故呼び掛けただけで
逃げて行ったのでしょう？

それは
ハイテク指向性大音響発生装置を使いました！

1キロ離れた場所でも
恋人だけに愛の囁きが出来る優れものだそうです
ただし、、、音の設定を誤ると
鼓膜が破れる程の苦痛を与えるとか

「おいたはやめてお家に帰りなさ〜い！」と
呼び掛けたら素直に退散してくれました！

たぶん耳を押さえてのたうち回りながら(笑)

その後も
丸腰では役に立たない！と言われていた自衛隊
大活躍！
世界各国からも頼りにされ

やっと3か月後
武器の使用を認める法律が国会を通りました！
麻生さんは自衛隊の人との約束を果して退陣

自衛隊の活躍はまだまだ終わらず
これからが世界の自衛隊になって行ったの
まだ現在進行形で、、、進んでます(^-^)

とにかく
世界各国からの感謝状や
期待が凄いんですよ
そのお話はまたね〜♪