小泉武栄 「登山と日本人」①

山に行けない週末の隙間読書です！☕️☕️

「人はなぜ山に登るのだろう？」
〜山歩きに出会う疑問の数々を解消してくれます。⛰⛰

　縄文時代からの登山の歴史、信仰登山や好奇心、物見遊山の山登り、山岳仏教の役割、世界と日本の登山家や日本山岳会の発足、今登山ブームになっている背景について丁寧に解説されています。🌍🌍

　🔥🔥こんな歴史があって今の山々に登れるんだなあ、なぜ山には祠や地蔵、🍶🍶神社仏閣がついて回るんだろう、誰がどんな目的で開山し、測量され、生活の糧として、そして好奇心の対象として登るようになったのか、日本の山の魅力はなんだろう、それぞれに“目からうろこ”になりました。手元に置いて山に挑みたくなりますね。🔥🔥


🤳🤳以下本文からです。

●宗教民族学での山岳信仰(祈りの対象) は、火山系、水分系、葬所系に起因しており、密教仏教と修験道行者の役割が大きい。
●日本の登山は(信仰や好奇心ともに) 中国の山岳観と神仙思想(泰山ほか五岳) の影響を受ける。
●志賀重昂(風景) 小島烏水(山岳会)、英ウエストン達の功績紹介
●「日本風景」が地球上で“絶特の理由”は、瀟洒(あかぬけ)、美、跌宕(テツトウ、絶景が突然) である〜　1894年日本風景論から🗾
●現代のブームは、ストレス解消、百名山→ 知的登山のすすめへ！(地層、植物、自然、景色>時間とピークハント)

注) 写真は妙義です🤳🤳