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2016年04月22日 17:20山の思い出話全体に公開

1985年〜90年? 小川山

学生時代は北アルプスでアルパインクライミングもしていましたが、就職した後はあまりアルプスや雪山には行かなくなり、もっぱらフリークライミング専門となりました。毎年夏によく行ったのは奥秩父の小川山。お盆休みやGWの間、廻り目平にテントを張り、周辺の岩場でクライミングを楽しみました。

小川山は花崗岩の岩場です。特に廻り目平周辺は自分が得意なスラブのルートが多かったのです。ここでは幾つか5.11のOSもすることが出来ました。

さて廻り目平に毎年通い始めた頃、国内初の5.12のスラブルート「ロリータJUNKO」がクライミング雑誌に発表され、話題になりました。早速行ってみると、短いルートながら最初のボルトにクリップする前に落ちたらただでは済まないという、ちょいとビビるルートです。そこでまずトップロープでトライすると、数回のテンションでムーブが解決できました。「これは今やってしまうしかない!」と気合をいれてRPし、大変気分をよくすることができました。

「エイハブ船長」というのは、ボルダーの課題です。これもクライミング雑誌に、当時の一流クライマーが登っている写真が掲載されて知りました。関西で北山公園に通いこんでいた頃だったので、自分の実力を試す意味でトライしました。その日一日クライミングを楽しんだ後の夕方に出かけ、これも何度かのトライの末に登ることが出来ました。

さて廻り目平のキャンプ場は駐車場も近く、1日のクライミングの疲れを癒すのには好適です。しかも山小屋で風呂にも入れるというので、それまでの雪山で狭いテントで震えながら寝ることと比べるとまるで天国のような優雅な生活です。大きなテント&フライで椅子・テーブルなどのBBQセットを持ってきているクライマーも多かったようです。(今もそうだと思いますが)
あるときクライミングを終えてテントの横で仲間とのんびり駄弁っていると、急に膝に鋭い痛みが走りました。思わず手で叩くと、スズメバチが膝を刺していたのでした。さてここからが大変です。翌日から膝から下が丸単棒のように腫れだし、家に戻って1週間後に何故か全身にジンマシンが出ました。蜂に刺されると抗体が出来て、二回目に刺されたときが危ないとよく言われます。特にクライミング対象となる岩場にはススメバチが巣を作りやすいので、そのとき以降特に蜂には気を使いました。これって花粉症と同じように何年か経つと抗体が抜けるんでしょうか。。。

小川山に通わなくなっておよそ四半世紀・・・また行ってみたい気もしますが、話に聞くところによると廻り目平キャンプ場は、クライマーだけでなくキャンパーも訪れて大混雑だとか。。。人が多すぎるのは、ちょっと気が引けますねぇ。

写真1、2は小川山のどこかのスラブ、写真3はロリータJUNKOのトップロープでのトライ。
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コメント

RE: 1985年〜90年? 小川山
上半身裸が、ノスタルジックですね。
雰囲気が、懐かしいです。
2016/4/22 18:33
RE: 1985年〜90年? 小川山
りんごやさん、こんばんは!

そう、この頃はみんな上半身裸で登ってましたね〜
今は贅肉がついて、みっともなくって裸になれません!
2016/4/22 19:50
RE: 1985年〜90年? 小川山
こんばんは

真ん中の画像はユージさんかと思いました、格好良いです!
フリクションシューズ履いて、スポーツクライミングの先駆けですね〜
2016/4/22 18:47
RE: 1985年〜90年? 小川山
mumcharlieさん、こんばんは!

そう、このころ廻り目平のハイボルダーでえらくうまい若者が登っているのを見かけたことがあるのですが、まだ十代のユージさんでした・・・

そしてこの靴は、一世を風靡した「フィーレ」です。みんなこれでしたね!
2016/4/22 19:53
RE: 1985年〜90年? 小川山
12のスラブですかぁ〜
凄すぎー!
私はスラブ苦手
特にクラシックゲレンデのクラシックルートは、ランナウト半端ないです、「ポケットマントル」なんて、泣きながら登りましたよ
「エイハブ船長」は有名ですよ
花崗岩ボルしてる若者達はスラブ上手いですね
蜂はハング下に巣を作るみたいですね、土の中に作る地蜂もいるけど、気を付けて下さいませね〜
2016/4/22 20:45
RE: 1985年〜90年? 小川山
その後、ロリータJUNKOの横に、確か13のスラブが出来たと聞きましたが、それは登りに行く機会は結局ありませんでした。。。
ポケットマントル!なんだか僕も登った覚えがあります!(^^;)
どんなだったかはすっかり忘れてます!
2016/4/22 21:08
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