カテゴリー「山の本」の日記リスト
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2015年 04月 17日 16:29山の本レビュー(書籍)
著者であるガストン・レビュファはヨーロッパアルプスの名ガイドで、ガイド業以外に「星と嵐」など多数の本屋や映画の作成も手がけた有名登山家でした。
「困難を愛するが、危険は大嫌いだ」というアルピニストとしての彼の言葉は名言です。
この本はヨーロッパアルプスの特にモンブラン周辺の登山ルートの中から
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2015年 01月 28日 18:58山の本レビュー(書籍)
この写真集の発行は1988年。当時S・グロバッツは最前衛フリークライマーで、U・ヴィースマイヤーもクライマーですが迫力あるクライミング写真を撮るカメラマンでもありました。この二人が世界中の岩場を旅して、クライミングの魅力を伝える写真集を作ろうと意気投合し、できたのがこの写真集です。
岩場は、フ
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2015年 01月 18日 23:08山の本レビュー(書籍)
「人はなぜ山に登るのか」
「クライマーは何故あのように危険な場所に出かけていくのか」
この本、「ビヨンド・リスク」は、ニコラス・オコネルが世界の著名クライマー17人にインタビューしたものをまとめたものです。
流石に世界一流のクライマーの言葉(あるいは思想)を集めただけに、とても含蓄があ
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2014年 11月 26日 17:51山の本レビュー(書籍)
アメリカのヨセミテは、全米で一番美しい国立公園との評判です。大昔に氷河によって削られて出来た様々な形の大規模な岩壁が、目を見張る光景を作り出しています。
この本は、1970年代のロッククライミングの聖地ヨセミテと、そこで活躍するクライマーの写真集です。
1970年代は、ヨセミテで当時行わ
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2014年 11月 11日 19:35山の本レビュー(書籍)
リン・ヒル(Lynn Hill)は、アメリカの女性フリークライマーで、1970年代のヨセミテを皮切りに、世界の岩場で活躍しました。特にフリークライミングのコンペでは、一時期フランスのカトリーヌ・デスティベルとトップを競い合い、時には男性クライマーよりも上位の成績を出したこともありました。
またヨセ
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2014年 10月 24日 13:07山の本レビュー(書籍)
もともとこの本を読むきっかけとなったのは、今年の6月にmakasioさんが日記で紹介した「サードマン」という本です。「サードマン」自体は、山で遭難したりした極限状態において、その場にいないはずの第三の男があらわれて遭難者を奇跡の生還に導くといった経験の事例集&科学的な分析という内容で、とても興味深い
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2014年 08月 28日 22:19山の本レビュー(書籍)
"Games Climbers Play" とは、1967年Ascent誌に掲載された、クライミングを7つの体系に分類・定義して議論した記事のタイトルです。
1:ボルダリング
2:クラッグ(崖)クライミング
3:コンテニュアス・クライミング
4:ビッグ・ウォール・クライミング
5:アル
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2014年 08月 02日 15:40山の本レビュー(書籍)
ラインホルト・メスナーは、1970年頃〜1990年頃にヨーロッパアルプスの高難度ルートの単独登攀や、ヒマラヤ8000m峰の無酸素登頂で活躍した著名なアルピニストです。メスナーは、自身の山登りの経験を数多くの著作を残し、世界中のアルピニストに影響を与えました。
自分は高校生の頃にメスナーの「第7
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2014年 06月 23日 18:45山の本レビュー(書籍)
ラインホルト・メスナーは1960年代後半頃からアルプス・ヒマラヤを中心に活躍したアルピニストで、世界で初めてエベレスト無酸素登頂して以来、すべての8000m峰を無酸素で登頂したことで知られています。
最近公開された映画「K2 初登頂の真実」(残念ながら見損ねました

)で描かれたボナッティが
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2014年 05月 13日 10:52山の本レビュー(書籍)
GWに中央アルプスに登った際に膝を故障して、どうもその後の経過がよくない。。。ちょっとましになって少し歩くと、また悪化するということを繰り返して、危なくってアルプスなんかにはしばらく行けそうにない。仕方がないので、これまで読んだ山関係の本で印象に残っている3冊の紹介文でも書きます。
「なんで山
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