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直近は、2013年冬の伊吹山。
ちょっとした油断、というか人が聞いたら馬鹿馬鹿しい(ありえないような?)理由でひどい捻挫をしてしまいました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-335911.html
あとの二つは、両方とも六甲のボルダリングエリアの北山公園でのことです。北山公園では、アドレナリン・スラブ、スーパー・ショウギ、バーカーヘッド・トラバースなどの難しい課題(ボルダリングの短いルートを「課題」「プロブレム」などと呼びます)を登ることが出来ましたが、それらの課題を解決するために通いこんでいた30年ほど前の話です。
木下フェースやボルダータワーといった岩がある上部エリアには、数十mの範囲にいくつかの課題がまとまっています。
ある課題をトライした後、20mほど離れた別の岩に歩いていくときのことです。当時は爪先までキツキツのクライミングシューズを履いていたので、ボルダー課題をした後は速やかにシューズを脱いで足の指先を「開放」してやる必要がありました。従ってわずか20mだけ場所を移動するにしても、普通のジョギングシューズなどに履き替えてやる必要があります。(キツキツのクライミングシューズでは、歩くのが苦痛・・・)
しかし靴紐を締めなおすのを面倒がった自分は、靴の踵を踏んでつっかけ履きの様な形で歩いていきました。岩場の移動用の道は大抵そうですが、きれいなハイキング道ではなく、潅木や岩がごつごつした踏み跡です。
そこで木の根っこに足を引っ掛けて、右足をぐねってしまいました。
「ポキッ!」
細い小枝が折れたような何か軽い音が聞こえました。それとともに右足の甲に痛みが・・・
「え?まさか・・・」
足の甲の傷むあたりを触ってみると、ちょうど外側(小指と足首の間くらい)に一箇所小さく骨が飛び出している感触があります。
「これは、ちょっとまずいかも・・・」
すぐにボルダリングを中断し、家に帰りました。右足の甲に力が入らないように、踵で「ヒョコ、ヒョコ」とビッコを引いて苦労しながら、登山道を降りて電車の駅まで歩いたのを覚えています。不思議と、この時はそれほどの痛みは感じませんでした。
医者でレントゲンを撮ると、確かに折れているのがはっきりとわかりました。骨折とは言っても軽いほうで、ギブスではなくテーピングでぐるぐる巻きにされました。
実はこの時、自分は大学院2年生の6月。ちょうど就職活動をしていた頃でした。(この頃は、就活は形式上入社前年の10月解禁でした。)二日後に希望する会社の面接があります。面接室に入るときも、なんとか普通に歩こうと努力しましたが、やはり不自然な動きになりました。履歴書には趣味が「登山」と書いていたので、足のことで何か聞かれたら正直に答えようと思っていましたが、何も聞かれずじまい。。。結局その会社には、無事に内々定をもらいましたが。。。
さて翌年の1月。前年の怪我も完治して、この時も北山公園でボルダリングをしていました。木下フェースの近くに高さが3mほどのややかぶった課題があります。大変困難というわけではないのですが、足元が平坦でなく岩があったりして多少悪いので、落ちるときは足元の狙いを定めて落ちる(飛び降りる?)必要があります。
ここは何度も登ったことがあり、また何度も上手く落ちたこともありました。
この時は、左足の爪先で一歩あがって、さらにその上のフットホールドに右足を乗せようとした瞬間・・・左足がスリップしました。
わずか30cmほどの墜落ですが、左足がちょうど「バレリーナ・トゥ」の形で地面を突き刺すように、足首の関節が本来曲がるのとは逆の方向に全体重が衝撃としてかかりました。
強烈な痛みが走り、しばらく動くことが出来ませんでした。
前回以上の酷い痛みに絶えながら歩いて駅まで行き、翌日医者に行くと、「折れてはいませんね、捻挫のヒドイやつでしょう」と、湿布を出してくれました。この時、足首は腫れて左右で直径が二倍近く?も違う様相になっていました・・・
三回とも、本当につまらない原因での怪我です。油断大敵という言葉が、身にしみた出来事でした。。。
写真は北山公園でのボルダリングシーン(コックロック、サーティ、バーカーヘッドトラバース)。
えっ?なぜ上半身裸なのかって??
この頃はこういうのが流行ってたんです。フリークライマーは、ここ一番という難ルートにトライするときは、「気合」を入れるため(?)、たとえ冬でも上半身裸になるのが。。。(^^;)
あっはぁ。クロスさん、こんばんはぁ。
イタイお話を読み進めて、
最後のオチに進められるようにフォトを見返すため
スクロールアップすると、
うはぁ。
裸や。裸やん。とちょっとニマーとしてしまいました。
変態です。
いいな。気合いだぁー。
北山公園というよりは、どっかの岸壁の岩を登ってるように見えました。
裸で登ると、えーかんじで、日焼けできたでしょうに。
<< 追記 >>
変態、また、クロスさんの裸を拝みにきてしまいました。あふ。
9月5日 19:41
確かに変態ですね〜
この頃は、裸で登ってる人多かったですよ!
上半身裸というのは、Tシャツのようなものを着ていても微妙に上半身の動きの妨げになるから。。。という説もありましたが・・・確かにやってみると、そんな気もします。
北山公園は行かれたことあるかもしれませんが、山の中にある自然公園で、ハイカーとかは通りますが、決して街中の公園と言うわけではありませんので!(街中で裸で登ってるなら、立派な変態ですが・・・
5m以上のわりと大き目の岩もありますよ!
最近は、自粛?して、普通の格好で皆さん登ってます・・・
<追記>
やはり変態・・・
cross-hillさんお早うございます
苦虫を噛み潰したような顔で読んでしまいました〜(*_*;)
ちょっとした気の緩み、コワイですね
私は単パンが一瞬ふんどしに見えてスクロールしちゃいましたよ〜
しかしエエ身体してますね
そして足元は噂のフィーレちゃん
一つお伺いしたいのですがフィーレの紐って足首上までキッチリ絞めて掃くものでしょうか?
teteさん、おはようございます。
ふんどしに見える・・・
もう少し写真を選べばよかったかな・・
この頃はみっちりトレーニングしてましたからねぇ
そういえば、裸で登る理由に「筋肉を誇示するため」って言ってた人もいましたね
フィーレは、足首の自由が利くように、靴紐は一番上までは締めなかったですよ!
要は、道具は何でも自分が使いやすい形で使えばいいんですよ
Cross-hillさん、こんにちは
引き込まれる文章についつい興味深く拝見してます。
裸でクライミングとはワイルドですね。
80年代は私も青春真っ盛りの時でした、クロスさん
は少し先輩になりますね。
higurashiさん、おはようございます。
雑誌「岩と雪」なんかでも有名クライマーの上半身裸でのクライミングシーンが載ってたりして、当時フリークライマーがよくしていました。
たぶん、アメリカのヨセミテクライマーの影響が大きいんでしょう。。。
もういちど、あの時代の体力・気力が取り戻せたらなぁ・・・などと思いますが、年をとった証拠でしょうね
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