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先月、上高地ー横尾ー槍沢ルートで、槍ヶ岳に行って来ました。
事前の情報通り、熊さんの密度が高い!と思いました。
徳澤園付近で、2頭目撃。
1頭目は、上高地ー徳澤園の間、かなり大きな個体が目の前10mぐらいを横断。
直前を歩いていた男女のペアは凄くビックリして固まる。
2頭目は、徳澤園ー横尾の間、木に登ってました。
また横尾から槍沢ロッジまでの間でも、熊のウンコを良く見かけました。
真新しいのも有りました。
登山道の“ど真ん中”で、これ見よがしにウンコするのは狸と熊です。
狸は、溜め糞と言って、集団で行動している何匹かが、同じ所で脱糞。
小さなウンコが盛り上がっていて、凄く臭いのでスグに狸だと判ります。
ヒグマは、ドテッとした大型ですが、ツキノワグマは、どちらかと言うと人間のウンコの形に近い。
どちらも余り臭いません。
今の時期だと、真っ黒で、中にはベリーの種がぎっしり。
登山道の真ん中にするのが特徴です。
それが8箇所も有りました。
槍沢ロッジでその話をしたら、ここらは熊が多いからね〜、注意して歩いて下さい、、と。
キタナイ話でスミマセン。
ここからが、本題なのですが、
こんなに熊の密度が高い山域なのに、半分くらいの登山者しか熊鈴をぶら下げて無いのに、自分は驚きました‼️
多くの人は無防備、丸腰で登山道を歩いてました。
槍ヶ岳へのメインルートで、
登山者が多く自分は大丈夫だろうと安心してる?
熊鈴は耳ざわり、うるさい?
熊鈴は効果が無い?
と思われてるのかも知れませんが、自分が“新しい熊のウンコ有りましたよ“と話すと、一様に驚かれていたので、やっぱり、熊に出会うとは思って無い人が多いのかなぁと。
登山者が多くても、熊は居ます。
熊が居ても、登山者が気が付かないだけです。
先月も、蝶ー燕縦走で、4頭見ました(正確には見つけました)
特に、カールになっている様な所は見つけ易く、よーーーく見ると、大きな黒い犬が下を向いて何かを食べてる、、様な感じで発見出来ます。
自分は熊には会わない、、とは思わずに、
熊は居る、、と思って入山しましょう。
そう思うだけでも、実際に熊に会った時に、少しは落ち着いて行動出来るかなと。
北米での調査によると、
ベアアタックに会った時の撃退成功率は、
銃器≒30%
ベアスプレー≒70%
だったと思います。
銃は焦ってたり、急所を外すと効果が少ないですが、
ベアスプレーは、それなりに効果が有る様です。
幸い、使った事無いですが。。。
自分は冬山以外は、鈴とベアスプレー持って行きます。
写真の東京ベルのカバー付き熊鈴は、凄く良いですよ。
日記を拝見してびっくりしてます。
上高地〜槍ヶ岳の道はもう30年ほどご無沙汰していますが、その当時は熊出没の話もほとんど耳にする事はありませんでした。
いつの間にか熊の棲息密度が高くなってしまったのですね。
フンの話ですけど、北海道の遊楽部岳で道のど真ん中に、今しがた出たばかりのヒグマの巨大なフンがあり、ビビって熊鈴を鳴らしまくって登った事がありました。
また暑寒別岳では雨竜沼湿原〜南暑寒岳の間にヒグマのフンや掘り起こしの跡が至る所にあり(おそらく200ヶ所以上)、この時もビビって熊鈴を鳴らしたり笛を吹きまくりながら登りました。
日高の営林署でもらったチラシには登山の心構えの文章の中に
「クマはじっと息を殺して人間が通りすぎるのを待っています。あなたはクマに気がつかないかも知れませんが、クマはあなたを見ています」
と書かれていました。
最近はどんなに低い山でも最低限のクマ対策として、熊鈴の持参は欠かせなくなったようです。
情報ありがとうございました。
結束バンドを切った後はどうしようと思ってましたが、髪止め用ゴムとはよいアイデアをいただきました
ありがとうございます
因みに猟師の減少により最近の熊は人間を恐れなくなった個体が増えたと聞きますが、昔なら人の気配に気づいた時点で熊が逃げていってくれていたのだと思います
5年くらい前に上高地に行った時はここまでの熊出没の話しは聞きませんでした
これほどの短期間で団体様が押し寄せる事態になるとは、いったい何が起こっているのでしょうか?
熊出没は恐ろしい事ですが、背景にある何か得体の知れないものの方がもっと怖い気がします
上高地の小梨平キャンプ場も、熊対策で、JRの貨物コンテナ?を茶色に塗って、キャンプ客用の食料保管庫にしてました。
自分は愛鷹山の山麓に住んでますが、最近は鹿が凄く繁殖して、杉の木の食害が酷いです。
また鹿の繁殖に伴って??、熊も増えてる様で目撃例も増えてます。
熊は基本草食ですが肉の味を覚えた熊は鹿も狙うそうです。
前に乗鞍での熊事件のアト、登山者からの目撃数と、プロの監視員の目撃数とを同じ期間で比較した記事を読んだ事有ります。確か、監視員は、登山者の目撃数の約15倍目撃、、だったと思います。
自分も、随分前ですが、トムラウシで下山間際、ヒグマの真新しいウンコを見つけ、一目散に、東大雪荘に走り込んだ事があります。
当時、東大雪荘では、一斗缶をガラガラ叩いて、熊を追い払ってました。
今回は、槍沢ロッジを午前3時に出発したのですが、真っ暗で、他に登山者も居なく、熊スプレーを前にぶら下げて、怖々歩きました。
特に夜明け前のソロは、怖いですよね。
髪留め用のゴム、なるべく目立つ色がオススメです。
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