気温も湿度もめちゃくちゃ高くて、1時間も経たずTシャツの保水キャパ超えてパンツまでずぶ濡れ状態。
でもこれは予想してたことで、帰りたくなったのは全く別の理由。
登山口から5分、汗拭きウェットティッシュが落ちている。ポケットから落ちたのねと(思うことにして)拾う。5分後また落ちてる。嫌な予感をやり過ごして拾う。
でも、嫌な予感は的中してしまう。1時間で10回以上、明らかに同じ種類のウェットティッシュ。
高尾では結構同じようなことがあるので、イラつきながらもなんとか気持ちを立て直せる。でも塔ノ岳はいつもほとんどゴミないんです。ゴミ拾いがちょっと宝探し的な気分になる程なんです。他にゴミがほとんど落ちていないので、この一人のバカタレが捨てたゴミが際立ってしまう。
心を立て直す前に次が来る。
どんどん心に嫌なモノが溜まっていく。
暑さと湿気が嫌なモノを増幅させる。
またウェットティッシュ拾う。
目の前は急な坂。
身体は軽いけど、心が重い。重すぎる。
「もうムリ💦」
おじちゃんが急坂を颯爽と降りてくる。
60代以上だと思うけど、すごく軽快な足取り。
僕に微笑んでくれたので、微笑み返す。
おじちゃんの手にはゴミ袋。僕の手にもゴミ袋。
あれっ、もしかして、、、
疑問に思ったけど人見知りの僕にはそんなこといきなり聞けるはずもなく、挨拶して通り過ぎる。
元気なおじちゃんに会って、少し気分も上がり僕ももう少し頑張ろうと登り始める。
5分、10分、20分歩いてもウェットティッシュが見当たらない。
そのまま頂上までゴミ見当たらない。
やっぱりあのおっちゃんだ!
お互い知らずにトレイルの半分ずつ分担してたんだ。
なんか嬉しい。嬉しいぞ!
おっちゃん、かっこいい!
あんなゴミ拾って、それでもにこやかに颯爽と歩ける。僕もそうなりたい!
僕のヒーロー、僕のトレイルエンジェルです。
素晴らしいお二人でした。
拍手を10回押したいとこですが、10回押すと拍手マーク消えちゃうんですよネ。
ありがとうございます!10回分受け取りました
下りてきたおじさんは短パン、長靴履いてませんでした?
ありがとうございます!
チャンプさんですよね?チャンプさんではなかったです。チャンプさんとはそこから更に登ったところですれ違いました。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する