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国鉄上越線湯檜曽駅と土樽駅間の複線化により、新トンネルの新清水トンネル(13500m)が完成し下り線ホームとして開設されました。
地上との標高差約71mあり486段の階段を登らないと改札口に出れないという日本一ホームから改札口が遠い駅です。
これから谷川岳へ登る登山者にとってはいいトレーニングだとも云われました。
この駅で下車された乗客は、あの果てしなく続く地下から地上への階段を思わず見上げてしまうでしょう!階段脇にはエスカレーターを設置するべく予定だった斜面が続いていますが、現在はもちろんそのような工事すら行われる事はありません。地下水が勢いよく川の様に流れています。あの水は年々増えているようですが老朽化もあるのでしょうか?
この地下水を持ち帰る人も居ますが飲むのは絶対にお勧めできません。
現在旅客列車は一日5本(臨時列車運転時は6本)しかありませんが、上越線は今でも太平洋側と日本海側を最短でつなぐ重要路線で、貨物列車はそれ以上に走っています。かつては待機線路がありましたが、現在は撤去されていてホームはかつてあった線路の上に広げられました。
列車に乗らないで”日本一のモグラ駅”を見学に来られる観光地の様な土合駅は静かに谷川岳登山者を迎えてくれています。私も毎年お世話になっています。
3枚目の写真は平成27年まで発行されていた土合駅観光硬券入場券です。マニアには垂涎の品です。
昨年谷川岳に登りました。
もう随分前にTVで土合駅が映っていて谷川岳を登るにはまずこの駅の階段を登り切らないと谷川岳には登れませんみたいな解説があったのを覚えていました。その時の映像は駅に電車が到着すると大勢の登山客や観光客がゾロゾロ階段を登って行く映像でした。
それで初めて土合駅を知り、近年登山を始め谷川岳に行く機会があり是非立ち寄ってみたかった土合駅に行きました。登山の後土合駅から越後湯沢駅まで電車に乗りました。
昔見た映像とは打って変わり観光客はパラパラ見かけますが、閑散としていてホームまでの階段は随分前の方に1人歩いているだけで不安になる位寂しい感じでした。
しかし、駅からホームまでの雰囲気は昭和の時代にタイムスリップした感じで懐かしさを味わえました。
新幹線開通で上毛高原駅から谷川岳ロープウェイまでのバスが出ているのでそちらに流れてしまうのかも知れませんがこれからもずっとこの雰囲気の建物のまま残ってて欲しい駅です。
鉄道マニアでは無いですが谷川岳登山より土合駅の方が印象強く残っています。
コメントありがとうございます。
私が初めて土合駅に下車したのは、まだ国鉄時代で当時上野駅22:15頃鈍行夜行列車長岡行きがあり、大宮駅から通勤帰りの乗客と登山者がごっちゃになった列車に乗り込み床に座り込み土合までまんじりもせずに乗っていました。深夜3時20分頃土合駅で一斉に登山者が下車し、私もこの階段を先を競うように登りました。当時は登山者に優しい駅員も居ました。ロープウェイ土合口駅や西黒尾根登山口へ暗い国道291号を登山者が列を作っていた光景が忘れられません。本当に想い出がたくさん詰まった大好きな駅です。
現在は駅舎をそのまま利用して喫茶店がOPENしていますが、コロナ禍もあって営業は厳しいようです。観光客もだいぶ減ってきたようで寂しい限りです。
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