だんだん年齢を重ねてくると、そんな登山をした次の日以降に疲れが出るようになってくるようになった。
これが「老い」の自覚なのであろう。
老いを自覚するようになったら、登山のやり方を変えなければならない、と私は思う。
なぜなら、登山に必要な要素が弱くなったと言う事実を確認したからである。
登山を長く、趣味として楽しむ為には、怪我や遭難をしないようにする必要がある。
体にダメージを負った場合の回復スピードも、若い頃と比べたら、明らかに遅くなっている。
もしかしたら、ずっと死ぬまでそのままかもしれない。
そこまでして、無理なことをすれば、せっかくまだ騙しながらでも動く事が出来る身体が、動く事ができない事によって、さらに衰えが進む事になるのではないだろうか?
齢50を過ぎれば、少しづつでも、登山のやり方を変えるべきだ。
それによって、また、素晴らしい景色を見に行く期間も、長くなるのではないだろうか?
朝目覚めて、そんな事をふと思った。