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「ギャーギャー」みたいな音が聞こえた。
これはもしかしたらクマの子供の声ではないか？
そう思ったので、クマスプレーを咄嗟に構えた！
そして横を通るときに「ドドド」と重低音が聞こえた。２，３回連続してその音が聞こえる。。。
これは親ぐまが威嚇している声ではないか？
以上が山行中にあったことである。
問題はこの「ドドド」という重低音の解釈である。
シナリオ１：やはり親ぐまが、子供を守るために出した威嚇音。あのような音を出せるのは、体の大きな動物以外にない！
しかし、YouTubeで、クマの声を確認してみると、最初の騒がしい声は確かにクマの子供の声に似ている。しかし「ドドド」という音は、違う。
本物のクマの声は「おっさん」の声に似ている。怒った時にはパワハラで部下を怒鳴りつける（笑）人間そっくりの声を出している動画もあった。
クマが怒って襲ってくる時は、無音か「グワーッ」という猛獣の咆哮である。
また「クマッ、クマッ」あるいは「コッ、コッ」「パッ」という破裂音のような音を出す。
今回の音とは、ちょっと違うような気がした。
シナリオ２：ヤマドリが自分の縄張りに入った侵入者を威嚇するために、羽ばたいた。
最初の「ギャーギャー」という声は違うような気がするが、後の「ドドド」という音は、まさにそれだ。
この「ドドド」という音は、山中では良く聞く音なので、正体を知りたいところであるが、上記２つの意見があるので、今のところ、どちらともはっきりした結論が出せないのである。
いずれにせよ「威嚇」されている事は間違いないので、もしもの場合を考えて、クマスプレーのトリガーに手をかけるようにしている。
