焼岳に登ったのは30年ぶり、2回目だった。
焼岳には北峰と南峰の二つの頂上ピークがあり、登れるのは北峰だけで南峰は立ち入り禁止になっている。
南峰は30年前も立ち入り禁止になっていた?
・・・か、どうかは記憶が定かではないのだが、当時は南峰にも登る登山者はけっこういた。
北峰と南峰のコルから南峰へと登って行くと途中に大きな岩があり、その岩の下をくぐり抜けて通過した記憶がある。
ところが今回、北峰の頂上から南峰への稜線を眺めて違和感を覚えた。
30年にくぐり抜けた大岩が見当たらない・・・
自分の記憶違いかなぁ・・・
・・・と思いながら、30年前の写真と、先月の27日に撮影した写真を見比べてみて驚いた。
その大岩がなくなっていたのだ。
画像左は30年前に、北峰頂上から南峰を撮影した写真。
小さな赤丸は登っている登山者。
大きな赤丸は下をくぐり抜けて通過した大岩。
右の画像は先月の27日に同じ場所から撮影。
赤丸印にあった筈の大岩が消えている。
一体いつ崩落したのだろうか。数年前に北アルプスを襲った大きな地震の時だろうか。
30年前は南峰から時計回りに稜線を進み、途中から火口池に下ってその縁を歩き、北峰と南峰のコルに戻った(中央の画像 左上は北峰 右上は南峰)
噴気も当時は今ほど噴出していなかったように思う。
やっぱり山は生きている。
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