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先日の富士登山の時、大砂走りを御殿場口へと下山。
その時、スパッツに覆われていない登山靴の爪先部分が砂礫に擦られて油分が取れたので、ワックスを塗布。
そして半日後にブラッシングすると、いい艶が出るのです。
私がトップ靴店に出会ったのは40年ほど前でした。
私の足は左右で大きさが違います。しかも幅が広いらしく、靴をその幅に合わせると歩く時に踵が浮いてしまいます。
かといって踵が浮かないようにすると、今度はきつくて足指を痛めたりマメを作ったり。
物理的に既成靴を合わせるのは無理。
これでは楽しい筈の山歩きなのに、靴が合わずに苦行になってしまう。困りました…
そんな時、たしか山の雑誌「山と渓谷」だったと記憶していますが、トップ靴店の広告が載っているのを見ました。
店は都内の高田馬場にあり、自宅からも近いのでオーダー登山靴を作ってもらう事にしました。
値段はたしか6万円ほどだったと記憶しています。
出来上がった登山靴を履いてまず登ったのは奥多摩の山でした。
最初は革が硬くて少し圧迫感がある所があり、店に革の調整を依頼。
そして2回目からは、今まで履いていた既成靴からは想像も出来ないほど歩きやすく、快適な登山が出来るようになりました。
この靴は底を10回近くも張り替えてもらいながら履き続けました。
さすがにだいぶヘタって来たので、今ではその靴は軽いハイキング用に使ってます。
そして20年ほど前に2足目のオーダー登山靴をトップ靴店で作ってもらいました(画像の靴)
この靴もすでに底を5回ほど張り替えていますが、今でも現役バリバリです。
革靴の欠点といえば、
・重たい
・濡れると乾くまでに時間を要する
・手入れが面倒
などでしょうか。
しかし頑丈でガッチリとした靴なので、テン泊などでザックが重たくても足元は安定し、残雪が多少あってもキックステップでガシガシ登れます。
そして何より足に合っているのでとても歩きやすい。これはもう欠点を補って余りあります。
トップ靴店は残念ながら15年ほど前に廃業してしまいました。
埼玉県川口市にナカダ商会という靴修理専門店があり、今ではその店に底の張り替えや修理をお願いしています。
この店はいつも気持ち良く修理を引き受けてくれるので、本当に助かっています。
現代はゴアテックス製の軽い登山靴が主流。これも時の流れなのでしょうね。
秋から春にかけて、高尾から甲府や松本行きの普通列車に乗り、ヤブ山によく登りに行きます。
向かい合った席に座った登山者が革製の登山靴を履いていると、もしかしてオーダー登山靴かなと思わずじっと見てしまいます👀
相手も同じ事を考えているのかも知れません😅
これからも大事に履き続けていこうと思います。
私も15年以上まえの重登山靴持ってます。
今は低山里山中心なので出番がなく、1ヶ月に1回くらいは近場で履いてグリスと糸部分に蝋を塗って手入れしてます。
普段の低山は舗装路を長く歩くことが多く荷物も軽いのでワークマン。荷物が多少重かったり、ガレ場が多い時は軽登山靴と使い分けてます。
テン泊や雪山なら重登山靴一択なんですが、機会がなく宝の持ち腐れです💦
ひろぽんさんも革製をお持ちですか😄
私も低い山とか里山を歩く時は、皆さんが履いているようなゴアテックス製の靴が欲しいと思う時があるのですが、足に合わない事が嫌というほど経験しているので、今ではどこへ行くにもこの靴を履いて行きます。
稀に「いい靴履いてますね!」なんて話かけられます😆
最初に先輩に連れられて行った際に、返品のチロリアンが500円で売っていて、店主の「だぶんぴったりだよ」の一声で先輩が購入してました。発注すれば1万5千円程度だったと思います。
おぉ!kijo-Ashさんもトップでオーダーされましたか😄
私が40年前にトップで初めてオーダーした靴ですが、記憶違いでもう少し安価だったかも知れません。2足目の値段ははっきり覚えているのですが。
私のオーダー靴はスイス革で、改良型と店で呼ばれていた靴です。
安月給の身の懐に響きましたが、それなりの価値は充分すぎるほどありました。
あんないい靴を作る店がなぜ廃業してしまったのかと疑問だったのですが、ネットに「頑丈で良い靴ゆえに買い換え需要がなくなった」
と載ってました。
そんな事ってあるんですかねぇ😓
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