「もしもし下北沢」よしもとまなな著

よしもとばなな氏が世に出たのは「サラダ記念日」だったと思う。図書館で東京の地名が出る本偶然に見つけ、昨年末「東京ウオッチ3日間」もあって興味もって読んだ。

ストリーはインパクがあるものでどってことはないが。舞台の「下北沢」内容的に下町かと思ったが、東京の東「山の手」になるんだな、東京大学にも近い。それでグーグルマップで検索、上北沢も調べる、と、「下」とだいぶ離れている。

バラエティに個性的な店があるストリー、ページから、しもた屋風の情緒豊かな風景が目に浮かぶ一度は歩いてみたいところ。

あとがきで、今は全国に展開する量販店とかキャバレーが立ちつつあるとか。銭にならない日本文化が消滅してどこへ行っても無表情な死んだ風景が展開している。

ただ本の内容はセンテンスが長く区切りが分からない。戸惑ったがすぐ慣れた。重いストーリもさらっと読める。お勧めの一冊。

コメント

seakaoli

RE: 「もしもし下北沢」よしもとまなな著
こんにちは(^^)

……サラダ記念日は俵万智さんでは？
ひところ、ばななさんの少女漫画のような小説にはまってました。
あの絶妙の崩した日本語が好きでしたが、実は文学一家に育った方で、
確りと正しい日本語を身に付けた上での崩しだと評されてました。

jykki-satoru

RE: 「もしもし下北沢」よしもとまなな著
あまり自信がなかったので検索をしました。なんか「キッチン」がありました。でも芯から思い込んでいるので、それでも思っていました。山で道迷いのように、思い込みがあると、間違ってもそのまま突き進むことが多々ありました。おっしゃるとおりサラダ記念日は１００％俵万智さんです。有難う御座いました。あなたの御文から拝すると、ばななさんの長いセンテンス、正確な日本語の基礎をみに付けた上でのものでしたか。納得です。有難う御座いました。