またもや会社をサボっ…もとい、計画年次を取って、九段の国土地理院関東地方測量部へ行って来ました。目的は明治の旧版三角点の記の閲覧。
今回で無事、多摩川流域上流部の三等三角点の記は写し終えました。すべての点の明治の記録を写しました。続いて、多摩川流域の二等三角点の閲覧に移りました。が、ちっと欲張りすぎた。
三等点を10点筆写して、大岳山や川苔山、刈寄山など、二等点を5点写した所で時間切れ。12時から17時までかかって15点筆写で肩は凝るは指は痛いは…。せっかく印刷してもらった旧版のコピーも時間切れで2点ほど捨てになっちゃいました。勿体無い。筑波の本院に行けば旧版点の記の交付もしてくれるそうですが、地方測量部では旧版点の記の交付は認められていないそう。筑波まで行くかひたすら写すしかない。もう二回位行かないと多摩川流域を網羅できない雰囲気。
帰りに八重洲ブックセンターに行って、当時の三角点設置の記録を書いた書物がないかと探しましたが、一般向けの書物は見当たりませんでした。江戸時代以前の古地図の解説本や現代の地図についての本はあっても、明治に全国地形図作成に苦闘した測量官の実録の書物は無い様子。今の地形図のルーツは明治の測量官の活躍にあると思う私にはなんだか不満。多分、全国規模で行われた測量の実態把握に膨大な資料(=当時の点の記)調査が必要で、茫洋として掴みきれ無いからだろうという気がしますが、当時の測量官の苦闘を網羅的に整理して書物にまとめてくれる人は居ないものか?。
まずは明治の記録のDataBase化をするんだろうな。人に頼ってちゃ事は始まらない。まずは自分のできる事から。とりあえず1300点程の点の記はASCIIファイル化出来た。ここからここから。
a tomさん、こんばんは。初めましてfeveと申します。同じヤマイの方を見つけた(!?)と失礼なことを先に申し上げるfeveです。わたしもatomさんほどシンコクではありませんが、三角点中毒になりまして、今年何度も三角点タッチをしたものです。ご存知かもしれませんが山田明さん著の「剣岳に三角点を!」で涙して読みました。続きのご報告をお待ち申し上げております。
feveさんこんにちは。返事が遅くなりました。
小生、少々天邪鬼な所がありまして、百名山とかには目もくれず、人気の無い誰も行かないようなルートを辿るのが好みだったりします。
そんな小生から見て、剱岳の三角点は注目されすぎ。その年に柴崎測量手が設置した点の記を総て読みましたが、他にナカナカな所も結構あります。その中の一点のみに注目が集まるのがチョット理解しがたい。他の測量官の設置した三角点にもナカナカのものが結構あります。
と言う訳で、少々天邪鬼な小生には、人から注目されないありふれた三角点の記をせっせと読み、訪れて山行記録で紹介するのが似合うようです。ただいま明治の記録を読んだ三角点は、計1399点。
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