八高線の多摩川鉄橋の下流側約100m位の所に堰堤があります。お散歩コースの途中で、よくここでボケッと川を眺めて一休みしたりします。
今の時期、ここでの水量は写真左位が普通。着いたときも大体これ位でした。で、川の景色を眺めていると、アレ?、何か水増えてね?って感じがして、見ていると、20分位で右の写真までみるみる水位が増加。こんなの始めて。大体10cm位水位が上がりました。夏場は水中で渇水期は河原になり、従って草叢にならずに歩きやすい通って来た河原もみるみる水中へ。(夏場は写真中央位はしょっちゅうあります。)
堰堤の巾が50mとして、その上5cm位まで水位が上がり、毎秒1m(時速3.6km)と歩く位の流速で流れて行ったとすると、毎秒2.5トン位増水した計算。大雑把にはそれ位がみるみる増えた感じ。毎分にすると150トン。上流で毎分100トン以上の水を30分以上は流す何かがあった筈。数千トンの水を流した筈です。
帰って調べると、アメダスの小河内は一週間雨量"0"。その下流でも一週間、まともな雨がないんだから、自然増水する要素がない。小河内ダムは貯水率78%で平年を下回る。放水量を増やした節はなし。国土交通省の京浜河川事務所で水位を調べると、日野橋の水位がこの30分後位に7cm上がっていて辻褄があうけれど、上流の調布橋ではそのような変動が見られない。どうも、調布橋から下流か秋川のどこかで、流量が増えるような何かをしたようですが、良くわからない。今日、再び見に行くと写真左に戻ってました。アレレ?
当然、雨の時の上流域での急激な増水の知識はあり、実際に驚いた経験もありますが、中流域で雨でもないのにこの増水は始めての経験。都市河川故の流量調節がどこかで行われ、特にサイレンなどの注意も無いままに、こうなったと思います。これからの季節、川遊びをされる方はご注意を。この程度では死ぬの生きるのにはならないと思いますが、理由もわからず水位が上がっていくのは不気味です。
P.S.
写真一番右はこの堰堤で見かけたイタチ(?)。始めて見ました。自然のものなのか?飼っていたのが野生化したものか?。イタチの写真の所は、写真中央ではドバドバ水が流れています。イタチ君はどうしたんだろう?
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