某山岳系月刊誌に、歩いた時も発売時も、管理者が通行止にしている林道を通って行った山行紀行文が載ってました。
私自身もその様な表示の所を通った事はあります。現地で自分の判断で通りました。紀行文で通っている所については、現状は通る事に否定的です。が、筆者には筆者の判断があったのでしょう。通行止表示の所を通ったからといって、それだけで一律に批判する気はありません。そういう立場でもないし。
でも、月刊誌にそれを載せて発売しちゃマズイっしょ、って思います。こんなとこ行ってみては?と推奨している訳だし、「行ってみようか」って思う人が読むためにわざわざお金を出して買う訳ですし。ヤマレコに個人が記録を書いているのとは立場が違う。
致命的にマズイと思ったのは、そこが通行止と言う情報が全く欠落していたこと。そういう情報は、少なからぬ人にとって、行く・行かないの判断の分かれ目になります。それを行間から読み取れというのでは、余りに不親切。少なくとも金とって広く一般に売るもんじゃないでしょ。(私はそういう表示があった場合、必ず記録に書くように気をつけていますが.....。書いてなければ、他の人が参考に読むための記録としては手落ちと言えるんじゃないかなぁ。)
なので、その月刊誌のHPの掲示板に書き込むことにしました。当然、あっちのホームグランドなので、私にとってはアウェイでの闘い。言ってみれば、北京で行うアジアカップ日中サッカー戦のようなもの。審判は地元贔屓。観客からはブーイングの嵐。ある程度そうなることが予想されます。
客観的に誰もが知ることの出来る事、私が証拠を提示出来る事、証拠は出せないが記憶している事。それらを吟味して、アウェイでも十分やれると判断。最初から手の内をさらけ出すのはやめて、まずは誰もが見れる第三者のデーターを示し、相手の反応を見て、必要なら事実を出していく作戦にしました。まぁ、こんなモン売りやがってと言う怒りと、アウェイの緊張感から、強い口調になったのは事実です。
編集部はあっさり認めました(月刊誌のHPにはそこが通行止である旨記載されました。この点は真摯な対応かと思います)。驚いたのは、通行止を編集部も筆者も知らなかったと述べたこと。編集部はともかく、筆者は知らないハズはないでしょ。当時、現地にはデカデカと通行止の看板はでていたのだから(私は見てます)。聞けば筆者は該当山域に精通しているのだそうな。でも、その山域ではよく参照される公的機関の登山道情報HPにも出ていた話しです(事実、その月刊誌のHPからもリンクの張られている機関なんだけどなー)。事前に調べもせず、現地では看板も見落としたなら、余りにもお粗末。
筆者贔屓の一方的なジャッジをする"審判"と称する人物が現れたのには笑えました。そういうのは普通審判って言わないと思いますがね。予想通りブーイングも。目的は達成したので、アウェイに留まる意味は無いから、もう見てませんけど。でも、行間に重要情報が有るような記事を書いて販売した事を批判する気はないのかな?他の記事の信頼性にも関わる話しだと思うけど。
ヤマレコと言えども、多くの人が読み、参考にする人もいる訳で、現地で知り得た多くの人に関係する情報は、ちゃんとわかるように書かないとなー。と思ったのでした。
P.S.
書き込みはヤマレコでの私のユーザー名で行いました。荒らし的な行為があるかも....。と懸念しましたが、今の所何もありません。この日記を読めば、書いたのが私であることは解るでしょう。が、こっちのホームグランドなので、こちらでは私の編集権を行使させてもらいます。一方的立場からのくだらんコメントは削除させていただきますので、あしからず。そう言うのはそっち側のホームグランドでやってね。当然、無断転載はお断り。
同感。
正規の出版物として出しちゃイカンですね。
たとえフリーペーパーでも大衆向けのものは、
モラルを失っちゃイカンと思います。
会報とか同人誌なら分かるけど。
アウェイでもホームでも、アシストしますぜ
a_tomさん、お疲れ様です。
まず、仰っていることはごもっともですし、ヤマレコの個人記録であっても「立入禁止」を明記した上で「自己責任で行きました」と仰っている山行記録にもかなり抵抗を感じています。(禁止事項なのだから、自己責任じゃないです)
既にヤマレコの影響力はそういうレベル(出版物よりも重大)になっているのではないでしょうか。
バリエーションルートとは訳が違うので、もし明らかに承知で踏み込むときには、記録には載せません
ihara1990さん、こんばんは。
多分、Awayに乗り込んでやり合えるだけの事実は持ち合わせていないと思うので、やってこないと思います。が、そうなったら助太刀願います。
fireboltさん、こんばんは。
fireboltさんのお考え、そう言うお考えの方もいらっしゃることは良く承知しています。ですが、原則、私は私の判断を優先します(もちろん、表示も判断の一材料です)。"表示が有っても総て無視"するわけではないし、無くとも通るべきではないと思えば通りません。理由は危険・安全だけではなく、様々です。ほぼ単独なので、自分の考えを他人に強いることもしません。
記録者の務めは、そこはそういうところですよと記す所で終わっていると思います。その事実を記載してあるなら、後は読者の判断でしょう。様々な判断があることは承知してます。その様々の判断の為の材料はちゃんと提供しましょうが、私の言いたいことです。他の方には他の方の考えがあって当たり前。様々な考え方があっての世の中だと思いますよ。
ヤマレコは各々のユーザーが各々の考えで書いていることがそのまま出ます。ヤマレコの管理人さんは、よっぽどとんでもないユーザーでない限り、削除や編集はしません。ユーザーはその事を良く承知しています。1ユーザーでしかない私の上記の考え方が、ヤマレコの方針でないことも皆さん良くご存じです。個々の記録の信頼性など、何も担保されていないのが原則。編集部が強力な編集権を持ち、編集部の意向に沿わなければ一切掲載されることのない出版物とは根本的に違います。そこがヤマレコの良いところ。
ヤマレコの記録を鵜呑みにして問題を起こしたのなら、その様な読み方をする読み手の問題でしょう。私はそう思います。
一つ例をお示ししたいと思います。
奥多摩東部登山詳細図というのが販売されています。2万5千図をベースに、各ルートを実地で踏破して、地点間距離の実測値を併記した力作です。「山と高原地図」には記載されていないルートも載っていて参考にしています。
その中に「日ノ出山北尾根ルート」が記載されています。知っている人なら知っていますが、このルートの取り付き、光仙橋の所には、青梅市・青梅市観光協会の名で「この先危険ですので、入山しないでください」という看板があります(2010年8月確認)。それ以外に柵を設ける等の処置は取られていません。そして、詳細図にはその様なことは書かれていません。
この件について、私は態度保留です。なぜなら、地図の協力者に青梅市商工観光課の名があり、行政区域内の諸事項の資料を提供してもらったと書かれているからです。細かい事情は知りませんが、形式的には、通るなと言っている行政がルート紹介に協力しているようにも見えます。青梅市はこの様な表示をしたことを忘れているのでしょうか?
一口に「通行止」と言っても、個々の事例毎に様々です。日ノ出山北尾根の例では、私の調べた限り、例えば、過去に死傷者を出している八丁橋から天祖山への一般ルートより危険だとは思えません。中には「面倒が起こると嫌だから、通行止にしておけ」という理由で通行止めにしたのか?としか思えないものもあります。もちろん、納得できるものもあります。
先に、登山者の考えが様々と書きましたが、実は通行止表示も様々で、納得できるものから、首をかしげたくなるものまであります。設置者も様々で、設置基準も一様ではありますまい。管理者が真摯に管理に取り組み、広報に努めているものを無視して通る気はありませんが、表示が有れば一律通るなというのはどうかと思うし、自分の判断で登る場合もある一因です。
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