実家は子供が全員独立してしまい、両親だけが住んでいる。普段は連絡を取る事も無い親不孝者だが、年に一度、正月位は元気な顔を見せるのが、せめてもの子の努め。なので大晦日に帰って元日の朝は共に新年を祝うようにしている。去年も暮れに帰った。
小生、電話はチライーな人なので、スマホはおろか、携帯電話も持ってない。で、一年ぶりに帰ると、どうやら、頼みもしないのに、普段、音沙汰の無い親不孝者に代わって、便りを代行してくれるサービスをしてくれた人々が居たらしい。便利な世の中である。
「今年も結構、掛かって来たわよ」
「ウチに来るのはみんなアナタからね」
->ワタシじゃなくて代行の方です。
(一回、親が小生の名前を言ったのが出回ったらしい。)
「もうiPhoneに変えたとか、スマホにしたとか、言われても解んないわよ」
「変えたから番号も変わったって言うのよ」
「元々、持ってないのにどうやって変えるのよ」
「ところで、相変わらず携帯持ってないの?」
->すいません。持ってません。
掛かって来ると「それ来たっ!」て調子で、結構、ハリがあるらしい。それなりに面白そうに話していた。どこのどなたか解りませんが、私の代わりに便りをしてくれてありがとう。少しは楽しみになっているようです。
が、しかし、小生が「金がない。振り込んでくれ」と電話しても、絶対信じてもらえないなぁ。そうなったら、直接行って泣いて頼むしか無いなぁ。それは敷居が高いなぁ。そうならないように頑張るしか無いなぁ。
親不孝のツケである。
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