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安全で楽しい登山にするためには、登山時のリスクをできるだけ小さくすることが必要です

そこで、登山時にリスクとなる項目を事前に把握し、危険度の高い項目について見直し(例、危険な沢道から尾根道にルート変更)および対応(例、危険な沢道を行く場合は、経験者と同行)、場合によっては中止・延期も必要ですがリスクを低減できハッピーな結果となります。
そのためには、登山時の一般常識を含む知識と自分の現状力量(体調・老化)を把握し、危険にたいする感受性を高める(危険を危険と感じる)ことです。
1、日本の山、登山時の一般常識および知識
・日本の高い山(2667m以上の百高山)は日本アルプスに集中し、
気温は高度に比例し(6℃/1000m)下がり夏でも雪渓が残る、
気圧も(3000mで0.7倍となり高山病注意)下がる。
・北海道は寒く、九州はあったかい(とくに最低気温の差が大きい)
(年平均温度:旭川=7度、仙台=12度、大阪=17度、那覇=23度)
・夏は一番リスクが小さいが、午後には天気が崩れ雷等発生し高くなる
そのため、早朝出発し15時には小屋(ほとんど予約要求)に到着のこと
(山小屋営業は7月〜9月のところが多く、利用時は確認・予約のこと)
秋は昼間が短く朝晩冷え、高い山は10月には初雪となる。
春は雪崩に注意、雪が締まる5月頃には快適な残雪も楽しめる。
冬の降雪地は寒さ対策(冬用道具)必要で凍傷危険
・登山口までの車道は、通行止め(台風被害、冬季凍結等)等に注意
・装備は(服装、雨具、靴、帽子、手袋、水、非常食、携帯、地図・等)
事前にチェックし山行にあったもの(不足品追加準備)とすること。
・各山の(体力・技術)リスクは、前に登った山と体調等で比較推定する。
極力人の少ない場所、沢道、鎖・梯子、熊出没にはリスク対応必要。
・天候等条件の悪い時(雷,台風,大雨,雪,地震,火山噴火,山道状況など)、
熊等危険動物出没状況など、現地情報を調査し、安全に配慮すること。
また危険遭遇時、怪我した時は冷静に正しい対応をとり緊急避難、
下山等すること。
・熊対策は、遭遇しないように熊よけの鈴等必要
熊も(縄張り内に長く滞在、又危険熊以外)察知できれば人を避ける。
・登山も始めは、低い近くの春・秋山より始め順次レベルを上げること。
2、登山初心者のリスクアセスメント表(添付画像1)
・表の各項目で4以上の項目は、リスク低減対応をとること。
・各項目ごとに該当する評価点を記入し、その合計が15以上時は全体で
評価点を下げる(リスク低減対応)こと。
(皆さんの力量におうじて評価基準を変えれば、各人用の表ができます
添付画像1の詳細は、山行記録の添付事例を参照ください)
はじめまして。
リスクアセスメント表は、わかりやすくて良いですね
自分の地元の山域番も作れたらいいなぁ〜、そして仲間と共有できたらいいなぁ〜なんて、思いました。
pomchan4 さん
はじめまして、7/30早池峰山拝見しました。
7/28登り山行記録(東北・北海道・・)に記録してます
さて上記リスクアセスメントは自作です。
リスク低減策まで記入できたらよいのですが・・・
まずはリスクを感じることが必要とおもいかきました。
EXCEL添付がわかりませんのでわかりずらく
もうしわけありません!!
ご自身で考えられて評価体系を作られたのですね
山の難易度とこれまでの経験でなんとなく判断していましたが、アプローチも含めて、負担度を加味してこんなふうに分かりやすくリスク管理ができたら、きっと事故も減ると思います!
すごいです
pomchan4 さん
リスクアセスメント事例が写真でわかりずらいため
山行記録 7/16〜31の”東北・北海道百名山・・・”
の添付資料にのせましたので
参考にしたいただけたらとおもいます。
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