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以下日本百名山でみてみると、なんと火山(マグマ)に関係の山は合計100山中93山になりました。結果同じような石がゴロゴロと並んでいます!!
1、なんと45山が火山でできた山で、当然色・重さ・成分等の違いはあれ、噴火時の火成岩”玄武岩(黒っぽく重い)、安山岩(中間)、流紋岩(白ぽく軽い)”です。

・・富士山の玄武岩(写真1)は色が濃く、東北・北海道は安山岩が多く薄い
2、次に、地中深くでゆっくり固まったマグマがプレート運動で隆起後現われた火成岩”はんれい岩(黒っぽく重い)、せん緑岩(中間)、花崗岩(白ぽく軽い)”が29山です。


(穂高岳は古い火山で穂高安山岩ですが、ここに含む)
・・木曽駒ケ岳の花崗岩(写真2)
3、また、火山灰の堆積岩混在13山、および堆積岩などが地下深くで高い「温度・圧力」を受け,固体のまま「変成鉱物」が成長して元の岩石とは異なる岩石になった変成岩”片岩、片麻岩、蛇紋岩等”6山です。



・・早池峰山の蛇紋岩(写真3)
4、ちなみに、火山灰を含む堆積岩(礫岩、砂岩、泥岩、石灰岩、チャート等)は20山で近畿・南アルプス(地球のプレートの境界・地溝帯)に集中しています。




岩石は、
風化作用→浸食作用→運搬作用→堆積作用(堆積物の形成)→続成作用(堆積物から堆積岩へ)→変成作用(変成岩の形成)→火成作用(火成岩の形成)のようなサイクルでできているが、山は火山と地層の隆起した部分が風化・浸食されている場所で、地下でゆっくり冷えてできた”はんれい岩、せん緑岩、花こう岩をふくめると火成岩が大半をしめ、(堆積物がかたまった)堆積岩や、(堆積岩などが地下深くで高い「温度・圧力」を受け元と異なる岩石となった)変成岩が希少であるようです。



集めた山の記念”石ころ”は、花のような華やかさがありません。
今後は華やかなめずらしい石??をさがす現場研修しようと思います。

以下、上記分類リストです。
1、火山の山
利尻岳、羅臼岳、斜里岳、阿寒岳、大雪山、トムラウシ山、十勝岳、羊蹄山
岩木山、八甲田山、八幡平、岩手山、蔵王山、吾妻山、安達太良山、磐梯山
鳥海山、月山、燧ケ岳、那須岳、男体山、日光白根山、皇海山、武尊山
草津白根山、浅間山、四阿山、赤城山、苗場山、妙高山
鷲羽岳、焼岳、乗鞍岳、御嶽山、霧ヶ峰、赤岳、蓼科山、富士山、天城山
白山、大山、九重山、阿蘇山、霧島山、開聞岳
2、火成岩の山(1を含む)
朝日岳、飯豊山、会津駒ケ岳、筑波山、甲武信ヶ岳 、越後駒ケ岳、巻機山
平ケ岳、高妻山、鹿島槍ヶ岳、剣岳、立山、薬師岳、水晶岳、黒部五郎岳
穂高岳、笠ケ岳、常念岳、瑞牆山、金峰山、木曽駒ケ岳、空木岳、恵那山
甲斐駒ケ岳、鳳凰三山、荒島岳、石鎚山、祖母山、宮之浦岳
3−1、熔結凝灰岩含む火山灰堆積岩の山(*:石灰岩・チャート混在)
丹沢山、五竜岳、槍ヶ岳、美ケ原、仙丈ヶ岳、*北岳、*塩見岳、
*荒川岳、赤石岳、*聖岳、*伊吹岳、八経ケ岳、*剣山
3−2、変成岩の山
幌尻岳(堆積岩と混在)
早池峰山(蛇紋岩滑りやすい)、至仏山、谷川岳、雨飾山、白馬岳
4、堆積岩(3−1含む)の山
両神山(チャート)大台ケ原(チャート混在)
雲取山(砂岩)、火打山、大菩薩嶺、間ノ岳、光岳(光岩は石灰岩)


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