穏やかすぎる秋の薬師岳 その２

5時前に起きて、小屋を出てまだ暗い空を見上げ、再び薬師岳に向かって登ることにした。ヘドランを忘れたので、iPhoneのフラッシュライトの付け方を検索したが、どうしようかと考えていたら時間がたってしまったので、結局解らず、5:20に小屋を出たら歩くのに十分明るかった。薬師岳のピークの手前で、東側から伸びる尾根がぶつかる、北東側の視界が広がる小さなピークの着くと水晶岳？の上の方にちょうど朝日が登ってくるところだった。早朝の景色は、昨日のお昼に登ったときと異なり、南側の山並みがはっきり見え、槍ヶ岳と穂高岳がくっきり見えたが、北東側は、雲がかかっていた。
小屋に帰って、食事をして洋式の便座のある綺麗なトイレに行ったら、多分、生まれて初めてお釣をもらった。思わず、「訴えてやる。」と叫びたくなったが、1メートル以上の高さを跳ね返してくることが驚きだった。
小屋を出て、昨日来た道を引き返し、昨日と同様に太郎平小屋でコーヒーを飲み、三角点の手前で、昨日と同様に立山がはっきり見えることを確認したのだが、昨日小屋で見た雑誌のお陰でどれが剱岳か自信を持って区別できるようになっていた。三角点で少し休憩して、1時間弱で登山口に無事到着した。今回は、一気に1500m以上の下りとなったが、これまでと異なり、足を挫いたり、滑ってお尻に泥を着けたりすること無い安定した下りだった。
下山後、車で富山駅前まで戻ったが、今回レンタルしたAquaは、これまでコンパクトカー最強だと思っていた、デミオの1500Lのディーゼル(借りて運転したのは5年以上前だが)を走りで上回っていた。

薬師小屋　5:20
ピーク手前　5:50
薬師小屋　6:30
薬師小屋発　7:05
太郎平　8:05
三角点　9:35
登山口　10:30