自宅で看取るということ。

１年８ヶ月続いた介護が、今日終わった。
つまり、義母が旅立ったのだ。

朝起きてすぐに夫から電話が入り
「起きたら眠るように亡くなっていた」と。

実は先日、義母が亡くなる夢を見たのだった。

翌日、胸騒ぎがして、
子供たち２人を連れて義母と過ごした。
もう飲まず食わずで昏睡状態に近く
ほとんど反応を示さなかったものの、
孫たちを見ると微かに微笑んで、頷いていた。

夜は家族全員そろって、
義母を囲んでみんなで話しかけたり
手を繋いだりした。

21:00頃に
「今夜は帰るね。また明日来るからね。おやすみ」
と話しかけて、帰ったのだった。

亡くなる数時間前のことだった。

自宅で看取るというのは
はじめは不安もたくさんあったけど

家が大好きだったお義母さんを
最後まで家で過ごせてあげることができて
今振り返ればほんとに良かったと心から思う。

途中、介護がしんどかったときも正直あったけど
振り返ってみるとあっという間の１年８ヶ月だった。

亡くなる１週間前に、
声を振り絞ってわたしにかけてくれた言葉が

「私のことは気にしないでいいから、
自分のことをしなさい」だった。

それと、いつも
「ありがとう」
って言ってくれてた。

どんな状況になっても
自分がしんどくても
相手を気遣う気持ち

認知症になっても忘れずに
最後まで気高く生きたと思う。

お義母さん
おつかれさまでした。
そしてありがとうございました。

居なくなったのは寂しいけど
ずっとずっと大好きです。