澪という涼しさのある名なりけり ほの香
これは夏の江戸城址歩きの中で”けいおんの秋山澪”を詠んだ挨拶句である(笑)
実際に澪という字を綴って、澪と涼の”さんずい”が重なっていたり、さんずいと雨の組み合わせも佳き。。うちのやつに読ませたら激怒された
澪という名前はなんと涼しげな名前であることだろう
曽良とあるが芭蕉とされている。
かさねとは八重撫子の名なるべし 曽良
おくのほそ道紀行中、那須の農村で出会った”かさねという少女”の名に興味を持った。田舎には珍しく優雅で可憐な名前である。
※襲(かさね)という色目を連想させる
かさね色目 http://www.kariginu.jp/kikata/kasane-irome.htm
人様の名前はご本人が事あるごとに何千回も筆記している文字であります
重みがあるから、丁重に扱うべきであります。
・意味を調べる
・ペンで10回ぐらい綴る
・その人を知る
※しかしそれを振り切って、踏み込むことも俳句の良さでもありますね
以前詠んだ挨拶句
蘆花や蘆花山不如帰夕は凪 ほの香
開くとこんな感じ。
徳冨蘆花(とくとみろか・明治の作家)が愛した不如帰牌のある逗子海岸を訪れた。今でも山にほととぎすが聞こえ、夕方の海岸線は凪である。
呼び捨てが上から目線かもですね。
不如帰と夕凪は季語被りです。”夕は凪”に集約できたでしょうか。
著名な人もそうでない人も、名前は大切であります
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