秋の夜長は読書！

　通勤電車の中では、なるべくスマホは見ないようにしている。でも、小一時間の通勤時間を有効活用しないのはもったいないので、本を読むようにしている。で、最近読んだ本が馳星周の二作品。「雨降る森の犬」は蓼科山麓が舞台となっていて、あっという間に読めた。文庫版で持ち運びも便利だった。というのは、自分は普段かばんを持たず本は手に持って歩くので。
　実は、子どもの頃に犬を飼っていたけど、この小説のような犬との絆をもっと感じられていたらよかったなぁ。思い返すとちょっと残念な複雑な気持ちになった次第。読後に、犬を連れている人を今までと違った目線で追っていたりして、うらやましいなーと思ったりすることもある。
　そして、「少年と犬」は人気作品で図書館で予約してもなかなか順番が来ないし、待ってられないので、中古を購入した。単行本なので持ち運びが厄介だったけど、ダニエル・グレイグのオメガの新聞一面広告が気に入ったので、ブックカバーにして、ちょっと気取ってみた。この作品はいくつかの小編に分かれているがトータルで１つの話になっていて一息に読みきった。
　で、今日、図書館で借りてきたのが、「天涯の花」。一昨年に登った四国の剣山が舞台なので、どんな物語になるのか楽しみだ。まあ、電車だけでなく、秋の夜長は寝床で眠くなるまで読書というのも良いんじゃないかな。