1月上旬のスキーで転倒した際、雪面で顔面を強打したことを日記に記したが、打撲傷だけと思い、病院には行かずに湿布薬を張って腫れが引くのを待っていた。徐々に痛みも薄れてきたため、1月16日に登山実習で川苔山に行った。
この時、これまで眼の方は特に異常がなかったと思っていたが、登山で血液の循環が良くなってきたためか、眼の前に飛蚊症状が現れ始め、やがて、細かい油滴状の小さい粒が視野を覆うようになってしまった。
山仲間からも、専門医に診断してもらった方がよいと勧められ、翌週、新宿の眼科医の診察を受けたところ、開業医ではわからないことがあるので、立派な設備がある病院での専門検査を受検するように勧められ、開業医の先生の出身大学の大学病院に紹介状を書いてくれ、翌日信濃町にある大学病院で精密検査を受けた。
すると、小さな網膜剥離があり、眼底出血もしており、その血液が解けて、眼の前に出てきているといわれ、このまま放っておくと、もおうまく剥離が進行しますよと言われ、手術を進められた。
網膜剥離になっては、大変なため、手術をお願いすることにし、すぐに午後に手術をアレンジしてくれた。
手術は、レーザービームで穴の開いている部分を溶着させ固結化するのだそうだ。瞳孔拡大の点眼と、麻酔薬を点眼され、手術を受けた。レーザービーム治療は初めてだったが、ウォーターハンマーで圧力を受けるような感じだった。レーザービームは、電子ビームであるが、波動のような圧力を感じ、不思議な体験だった。麻酔の効果で痛みはそれほど感じず、20分程で手術は終了した。手術後は、瞳孔拡大の点眼液の効果がしばらく続き、まぶしくて困ったが、それ以外の問題はなかった。
1週間後に、再度術後の診察をしてもらったところ、手術は成功だったといわれ、目の前を覆っていた飛蚊症の症状は軽くなってきて、衰えていた視力も回復してきた。
やはり、素人診断ではなく、専門医の診察を受けることの重要性を再認識させられた。
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