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山の地形と地図の関係について、豊富な写真と地形図を見比べて対照させる形で読図技術を習得できるよう、分かり易く解説してくれている。特に、地形の成り立ちから、地図で使われている記号の意味等を丁寧に説明し、地図を利用する上で必須のコンパスの使い方の基本を教えている。
各章では、箱根、大菩薩、丹沢、道志、北アルプス・遠見尾根等のモデルコースを例に挙げて、地図読みの練習ができるようになっている。
なお、著者は、あとがきで「本書をいくら読んでも、地図は読めるようにならない。本書は地図が読めるようになるためのきっかけを提供するに過ぎない。どうか、地図を持って、山に入っていただきたい。」と記している。
やはり、基本的事項をおさえて、地図を持って実際の訓練を積み重ねるよりほかにしょうがないようだが、読図の入門書として最適の本だ。
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