昨年の3月に発作性心房細動の手術を受けてそろそろ1年になります。
手術はカテーテルアブレーションと呼ばれる手術で、心筋を焼灼して不整脈が発生している回路を遮断する手術です。術後も定期的に大学病院に通院をして、術後の経過について確認を進めてきました。
術後の発作については、術後3ヶ月以内の発作というのが3回ほど起きていて、術後しばらくの間は不安定な状態となり不整脈が起きやすくなるとのことで、再発とはカウントされません。それ以降については、自覚している発作は1回のみでこれもごく短時間。他に就寝中の高心拍発作が数回起きていて、これは心電図を取ることが出来ていないので何が起きていたかはわかっていません。ただ、心拍数の上昇が就寝中に130bpm程度を記録しているので、多分心房細動の発作が起きていたのではないかと言われています。唯一、発作中に心電図を取ることが出来た時があって(私はオムロン製の携帯型心電計を常時携行しています。発作時はこれを用いて心電図を取ることが出来ます)、この時の心電図を先生方が見て心房細動の再発が認定されました。
昨年11月の大学病院での診察で、もう少し経過を見てから手術日程について相談をしましょうという事になっていました。その次の診察が今年の2月にあって、その時に少し長期的な評価をした方が良いという事になって、2週間の心電図を記録できるホルター心電計を装着して検査を実施しました。その結果については次回診察で教えてもらえる予定です。
次回の大学病院の診察が4月。
発作の再発については、就寝中もAppleWatchを装着して寝るので、充電中以外は常時監視をしています。昨年11月以降の発作は2回。いずれも就寝中で何が起きたのかは相変わらず分からないままとなっています。また、今年の1月下旬からはAppleWatchで心電図を取ることが出来るようになったので、毎日定期的に心電図を取っています。発作が起きるレベルはかなり下がっていることは事実で、状態は手術によって大幅に改善されました(手術を受ける直前は週に数回数時間の発作が起きていました)。術後、お酒をほとんど飲まなくなったので、それも再発を抑制することに寄与しているものと思われます。
手術は大変ですが、ここでしっかりと治しておきたい気持ちが今は強いです。不整脈はもう一つ心室性期外収縮という病気も持っているのですが、こちらの発生は最近少し減少傾向です。こちらは合併症などを引き起こす危険性の低い不整脈なので、経過観察で良いことが分かっています。
AppleWatchで心電図が取れる様になったことは非常に大きくて、早期発見に繋がる人が増えることが期待されます。心房細動自体は危険な不整脈ではありませんが、心原性脳梗塞などを引き起こす原因に成り得る病気なので、しっかりと治療をしておくべき病気です。AppleWatchは心拍数を常時監視していますので、このデータだけでも心臓で異常が起きていることを察知することが出来ます。私の心房細動発作は苦しい自覚症状を伴いますが、心拍数の異常が検査を受けるきっかけになったのは事実です。
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