盗賊会社 (新潮文庫)
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ざっくりとしたあらすじはこちら。
https://harimanokuni2007.blogspot.com/2012/07/blog-post_30.html?m=1
色々な解釈があろうかと思いますが個人的には最高のぜいたくとは、「ムダ」なのだと思っています。あえてカッコ書きをつけたのはここでいう「ムダ」とはやらなくても良い事を敢えてやる事がぜいたくの本質ではないかな、と思うからです。
さて、振り返って登山について考えてみると、この何でもある便利な世の中において、わざわざ重い荷物を背負って車の通っていない山道を歩き、下界に美味しいレストランがいくらでもあるのにわざわざ山の上でカップラーメンを食べ、携帯電話すら通じず冷暖房も無い山小屋やテントに宿泊して…。
これは正に「最高のぜいたく」ではないでしょうか?全ての人がそこまで本格的な登山をしている訳でも無いと思いますが、何でもある便利な世の中においては、時には不便である事にも価値があるというのは、なかなか興味深い事だと思います。
私も星新一さんのショート・ショートをよく読みました。面白い作品ばかりで「最高のぜいたく」も覚えてます。
たしかに我々が登山で体験する事、例えば夏山で大汗をかきながらたどり着いた水場で飲む冷たい山の水。
そして寒い冬山で食べるカップ麺は最高のぜいたくと言えるかも知れませんね。
題名は忘れましたが、一つだけゾッとする内容の作品がありました。
人間を冷凍して冬眠する技術が確立し、将来はきっと良い世界になっている筈だと期待する人類は、冷凍庫を管理する管理人を残してみんな冬眠してしまう。
そこに突然、地球外文明から飛来したUFOが着陸。UFOから降りて来た異星人が管理人に話しかける。
「我々の惑星は食糧が足りなくて困っています。もし食糧が余っていたら分けてもらえませんか?」
ところがあまりに突然の出来事に、話しかけられた管理人は恐れをなしてガタガタ震えるばかり。
そして言葉にならない声で
「じ、じ、自分には難しい事は分からない。あ、あ、あの人たちに聞いてほしい…」
と、冷凍されて冬眠している人たちを指差した…
という内容でした(・・;)
コメントありがとうございます😊
星新一さんのショートショートは確か国語の教科書にも載っていたと思いますが、うーむ、とうなってしまう話が多いですよね😄
ご教示いただいたUFOの話はちょっとわかりませんでした。Amazonで電子書籍買って色々読んでみようと思います。
担任が偶に朗読して聞かせていたのですがその頃はそれが星新一とは知らず、高校生ぐらいになって偶々手にした古本をめくったら見覚え(聞き覚え?と言うべきか)のあるストーリーだったのでそこで初めて星新一の名を知りました
推理物とかミステリーが好きで且つ短い中に凝縮された星新一のショートショートは特に好きでした
(その割にストーリーを忘れている)
無駄とは贅沢と表裏一体なのかもしれませんね
「山に登る」
正に贅沢この上無し
登ってて偶に思うのは、どうせ下山するのに態々苦しい思いをして、しかも時間を掛けて登る行為は側からみれば意味が無い様に見えるかもなぁという事です
苦しい思いをして登っている最中は頂上はまだかまだかと考え、いざ下山するとなれば登山口に早く辿り着きたいと願ってしまう不合理さ
でも、下山後の温泉やビールは表現し難い程の至福のひとときなんです😄
コメントありがとうございます😊
身も蓋もない事を言ってしまうと、登山ってわざわざお金と時間をかけて不便で危ない事をしている、とも言えますね。
でも、一見ムダに見える事こそが人生を豊かにしているのだと思います。
ボクも星新一さんの小説、好きです。
以前は発行されていた文庫本をほぼ全巻所有しておりましたが、引越しのさいにあまりに場所塞ぎなので全て古本屋に持っていき処分してしまいました。
それから1〜2年後でしょうか?星さんが亡くなったのは。残しておけばよかったな?と、後悔したが後の祭りですネ。
最近、また読みたくて古本屋で見掛けると購入しています。
久しぶりに読んでも、意外とストーリーは覚えているもんですが、何度も読み返せれるのが星作品の良いところです。
山も、気に入った山なら何度登っても良い山ですよネ。
コメントありがとうございます。専門家の方でいらっしゃいましたか😅
ショートショートは短い時間で読めてギュッと中身が詰まっているので好きですね😄
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