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物語はそれぞれハンディを持った若者がこの小屋で仕事をするために集まる。世界的クライマーであった小屋のオーナーによって、未踏峰へ目指すという大きな夢を持つようになる。
派遣労働、知的・発達障害などの問題を絡めて展開するストーリーはリアリティーもあってうなずかさせられる。後半の高所シーンでは他の作品のような盛り上がりは無いのだが、印象的なのは山に登るための訓練、装備・食料の準備などの描写。遭難の原因は訓練不足、装備不足、状況の判断のミスが大きいので、この辺りの描写は素晴らしいと思った。
夢や希望を持つことが難しくなってきた現代だからこそ、そういうものを大事にしたい。山には登り続けたいと改めて思った作品だった。願わくば再建された「ビンディ・ヒュッテ」に泊まりたいものだ。
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