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山野井夫婦が挑んだヒマラヤの難峰「ギャチュンカン」。そこでの壮絶なサバイバルを描くノンフィクション。体調不良で食事も摂れない、吹雪、雪崩、滑落、そして凍傷・・・高所登山で起こるあらゆる難関を突破しての生還。ご夫婦での生還!まともな休息もとれず、高所に7日間・・・この状況で人間は生きられるのか?ぼろぼろな状態でも下山途中で、お互いを姿をロストする・・・そこから独りで下山し、再会。まさに奇跡と言いたくなる山行の記録。
「死ぬ人は諦めて死ぬのだ。俺たちは決して諦めない。だから絶対に死なない!」という台詞が出てくる。
感動するのはその精神力の強さであり、お互いを信頼し、思いやる夫婦愛の強さである。「白夜の大岸壁〜」の中で、山野井氏が「前回登れなかったから、妙子に登らせてやりたい」という趣旨の話をしていたと記憶している。お互いクライマーとして尊敬し、思いやっているのだと思えた。
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