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遭難の多くは「装備不足」「技術不足」「知識不足」「状況判断ミス」から起こると思っている。本書においても道迷いやわずかな油断、判断ミスが「遭難」という状況を招いている。タイトル通り皆さん「生還」されているのだが、長いケースで2週間以上の長期にわたって山に閉じ込められた。悪天候や寒さ、食料も無い中どうやって生き延びることが出来たのか?ここから得られる教訓は多い。
まずは「山行計画書」の重要性。これを書くことによって事前にルート上の危険性や装備を検討することが出来る。そして提出しておけば遭難時の捜索に重要な手がかりとなる。下山予定日などを家族などが知らなければ「遭難」の判断すらままならなず、「捜索依頼」も出せないことになる。次に「装備」。日帰りであってもビバークに耐える装備を持つ。ヘッドライト、ツェルト、火気(コンロ等)、非常食、通信手段は重要である。道に迷ったと思ったときは必ずわかる場所まで戻る。そして万が一遭難となった場合は不必要に動き回らず「体力温存」に努める。
技術や知識に関しては山岳会などから得ることが出来るのだが、仲間内やソロなどで登る人間が多いのだろう。しがらみは無いがリスクは多いと考える。
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