No.3【 紅白歌合戦】
もう30年になるだろうか紅白歌合戦を見なくなってから。
たまたま見逃した、とかではなく、明確に「見ない」と決めているのだ。
まぁ、さすがに1秒たりとも見ていないわけではなく、チャンネルを回す(今は回さないかw)途中でうっかりNHKが写ってしまい、一瞬見てしまうことぐらいはある。またそういう時に限って小林幸子のあのほとんど冗談レベルの巨大衣装が写っていたりして、「あー、見てしまった」と悔やんでいる(笑)
あ、お断りしておくが、音楽は好きだ。どころか、カラオケなんかは登山以上の趣味と言えるほど(笑)。
そもそも私は「年末」というものが嫌いである。1週間ほど休みになるのはいいとして(ちゃっかり)、なにか「せわしない」気分にさせられる。自分自身は忙しくないのに(というかいつも通りなのに)。
そんな空気感がまずイヤ。
幼少の頃から私はどちらかと言うと「前向き」ではなく「後ろ向き」な性格だった。小学校高学年のころには、毎日沈む夕日を眺めては感傷的な気持ちになり、時には涙さえ流した。
「あー、今日という日は二度と戻ってこないんだ…」と思うと、残念で、切なく、いとおしく、いたたまれない気持ちになったのだ。
小学生だよ? どんだけ感受性の強い子だったんだ(笑)。実は通知表にも「感受性が強い」と書かれたことがあるので、担任にはバレていたようだ。母に「感受性」って何?と聞いたら母が困っていた記憶が(笑)。
年末嫌いの背景には、そういった「去っていくものを惜しむ」気持ちが強すぎることも、大きな要因としてあると思う。
なので、年末に控えている行事(正確に言うならクリスマス〜お正月)はことごとく嫌いになっていった。紅白歌合戦はその最たるものだ。
その紅白だが、あれは一体何の騒ぎなんだ?と思う。私に言わせれば「狂騒曲」である(もっとも「狂騒」の大部分はNHKの自作自演なのであるが)。
近年ではリハーサル風景だけで番組を一つ作ったりして、「事前盛り上げ」に躍起になっている。それはもう異常を通り越して滑稽でさえある。
さて、紅白歌合戦がマズイと思うのは、その狂騒ぶりのことではない。
1)そもそも音楽番組としてどうよ
2)出場者の人選への疑問
3)紅組と白組で戦わせる図式ってどうよ
この3点である。
【音楽番組として】
ド演歌からAKBからラップまで…時にはクラシック歌手まで。これを一つの枠で放送するのはNGだろう。フランス料理店でラーメンや寿司を出すか? 人それぞれに好きなジャンルがあるのだからねえ。例えば「AKBは興味あるけど演歌は嫌い」という人も多いはずだ。
そこで百歩譲って一案。
第1部「演歌」、第2部「懐メロ」、第3部「ジャパンポップス」、第4部「その他」というように同じジャンルの歌はまとめるのはどうか。
【人選】
もう何年も(何十年も?)ヒット曲のない歌手を「大御所」というだけで出演させる。逆に若い人しか知らない(下手すると若い人でさえ「あー、名前聞いたことはある」レベル?)歌手を選ぶ。
まぁ、「苦心の人選」なのだろうが、苦心するという時点で番組制作に限界が来ているということに他ならない。
どうせ大物歌手を出すなら、松任谷由実をなんで出さない? 竹内まりやをなんで出さない? 小田和正は? 向こうが紅白には出ない方針だとしても、それを引っ張りだしてこそ、天下のNHKじゃないか?
先日、引退を決めた安室奈美恵のロングインタビューを実現させたほどのNHK力を、そこで発揮しなさいよ。松任谷と竹内が出るなら俺でも紅白見るかもよ、てか見る(爆)。
※調べたら松任谷は例外的に大震災の年だけ出たようで。知らなかった。
【赤組・白組】
この「戦い」はもうハッキリ言って、紅白の最も無意味な部分だ。無意味どころか、恥部といってもいいほどだ。むかし紅白をまだ見ていたころでも、最後の投票結果(玉を数えたりするやつ。今の方法は知らんw)は見ないで風呂に入っていた。どっちが勝っても関係ないし。どっちにも応援したい歌手はいるわけだし。
それと、男女混成のグループが赤か白かにつかないといけないのもおかしいじゃないか。
もっとも、その戦いがあるからこその「紅白」であり「歌合戦」なのだから、それをしないと「紅白歌合戦」という発想もタイトルも根底から崩れる。だからNHKもやめるにやめられないのだろう。
ということはつまり、上述したことにループするのだが、番組自体、限界にきているということである。
大晦日の夜。では私は何をしているか。
むかしは、自分の部屋にこもってNHK・FM(あ、NHK自体が嫌いなのではないw)で確か毎年やっていた「その年の洋楽ヒット曲を延々流す」番組を聴いていた時代が何年かあった(それも年末行事じゃんというツッコミ無しで宜しく)。
あとは普通に読書したり…。もちろん他曲のテレビ番組を見るときもある(ま、これも年末色が濃いわけだが)。一人カラオケに行ったこともある。とにかく大晦日の夜も「いつもの普通の夜」として過ごしたいという気持ちがある。
えっと、ここ最近は何してたっけ… ヤマレコ見たり、ヤマレコを書いたりとか?(笑)。
こんばんわ
「これって変じゃね? おかしくね?」シリーズ・・・とても興味深く、ときに共感しながら拝見しています
紅白歌合戦・・・私も見ないですね
というか、最近のTV番組はドラマにしてもバラエティーにしても、どれも同じように思えて面白味を感じませんし、見るのは天気予報とニュースくらいです
唯一、山番組だけは地上波、BS含めてたくさん録画して、食事の時や休日にじっくり観ています
情報収集は今やユーザーが選択する時代
webからの情報収集が主流でTVは・・・
押しつけがましい企画されたTV番組はそろそろ変革すべき時期になっている気がしますね
こんばんは。
air 4224さん、たぶん超お久しぶりですね。
何のレコで接点があったか既に忘れてますが(笑)
変じゃねシリーズ、読んでいただき、ありがとうございます。
そうですよね、こと紅白に限りませんね。
様々なメディアの登場によって、テレビというものの相対的価値が低下しています。
言ってみれば過渡期ですかね。
過渡期とは、その後に何らかの進化が待っているという前提なわけですが、果たしてどう変わるか。あまり大きくは変わらない気がします。
私も、見る番組がだいぶ限られてきました。
紅白以外は、NHKが結局多いですけどね(笑)
来ましたね、第3弾は紅白歌合戦ですか
私も年末は大嫌いです、年始もだけど。
理由は今年初めのヤマレコに書いたのをご覧いただいてて、ツカ丼さんはご存じでしょうけど
それでも紅白歌合戦は毎年見ちゃいますね。
例年、大みそかはダンナさんの実家に親戚で集まって、年越しそばなど食べながら紅白を見るというパターンが、結婚してからずっとずっと悪しき習慣としてありまして、娘が小学生くらいまではそのまま実家に泊って新年を迎えるという、今考えたら「よくもまあ、そんなことやってたな」と…
娘が中学生になると「嵐をゆっくり見たいから紅白は家で見る」などと、もっともらしい口実を娘に言わせて、我が家は途中で退席させてもらってダンナ実家で年越というのはやめました
あ、話がそれましたね、紅白ですよね。
紅白ではその年の話題だった歌とか「あ〜、この人が歌ってたのね」とか、名前は聞いたことあるけど顔を知らない人とか「ふーん、こいつか」みたいな、一応出場歌手と出場順をチェックして「今日はこれとこれとこれは逃さずに見よう」てな具合で、歌番組というよりは情報番組として見てます
紅白のどっちが勝つとか興味ないし、ツカ丼さんの言うように「歌合戦」ということ自体に確かにムリがあるような…
「大御所」だからってそれだけで出場というような人選も「??」ですよね〜
あ、でもわたし的には五木ひろしの歌を聴くと「あ〜、やっぱ上手いな〜」などとしみじみ聞き入っちゃったりもします(笑)
ちなみにスマップのヘタクソな歌は聞くに堪えられないので見ません
それにしても、ツカ丼少年の感受性は相当なもんですね
小学生でそんなこと思ってたなんて〜
めんどくさそうな子供でしたね
kiiroさん
毎度のコメントありがとうございます。
でしょでしょ? 年末年始って何か嫌ですよね。まぁ人により嫌いな理由は様々だとは思いますが、いいんです、握手できれば(笑)
あー、はいはい、情報番組という利用価値はありますね。
私はスポーツ新聞をよく買うのですが、それに紅白出場者決定の記事がたまたま出ていたりして、それは読みますね (買った新聞隅から隅まで読まないと損するから 笑)。
そこで、へえ、こんな聞いたことない奴が紅白出場するほど出世してんのか!みたいに、情報収集にはなりますね (その歌手名すぐ忘れますが)。
SMAPねえ(笑)。それこそ大御所枠ですね。
まぁ、聞きたい歌手のところだけ観るという人が現実には一番多いでしょうね。
旦那の実家問題(笑) まぁあまりくつろげないのは確かでしょうね。まして泊まりでは疲れに行くようなもの?
はい、非常にめんどくさい子供だったと思います。平たく言うとマセてたというか、何でも早かったですね。1年生のころ、2学年上の姉の教科書見て、軽々と問題解いてたらしいです。
性への目覚めも小3ぐらいでしたから(笑)
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