昨日録画した、黒澤明監督の作品「羅生門」を見終えました。途中からの録画なのでどうかと思いましたが、後半に関係者が事件について語るシーンがあり、おおまかなストーリーを掴むことが出来ました。「黒澤明監督 生誕110年」の特集番組で、NHKテレビで放送されました。私が、小学生か中学生の頃、国語の先生から芥川龍之介について学ぶ時間がありました。作品「蜘蛛の糸」や「藪の中」にふれ、「藪の中」は脚色されて「羅生門」という映画になっているが、その物語の真相は不透明で明らかにされず、全く藪の中(暗くて見通しがきかず、何が起きているのかわからない)だと、話されていたのを思い出しました。
昭和25年(1950年)8月公開の大映映画作品で、後年にリニューアルされたデジタルリマスター版でした。出演者は、「三船敏郎、京マチ子、森雅之、志村喬、千秋実、上田吉二郎、加藤大介、本間文子」の8名のみで、私達には年齢的にみて、目にする機会の少ない俳優さんです。撮影場面も、山道と山中、川原、土塀と白洲、廃墟となった羅生門と少数でしたが、オープンセットで造られた羅生門の大きさには圧倒されました。公開時には、ストーリーの難解さから不評となった作品ですが、天は見捨てず! 海外での受賞を皮切りに国内でも見直されて、今では押しも押されぬ、名作品と呼ばれるようになりました。
少年時代の記憶と繋がる映画「羅生門」を、観る事が出来ました。放送番組の改変時期、or 世界的なコロナウィルス流行による新規番組制作の困難化が無ければ、目にすることが出来なかったかも知れません!
今は、一日も早く、コロナウィルスの流行が終息し、正常な生活が戻ることを祈念致します。
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