でも、今回の自分のしまなみ海道サイクリングは、ここから始まった。
そう瀬戸内海を一望に見下ろすことができるこの山の山頂がスタートとなった。
今年の夏は北アルプスより優先して、是非しまなみ海道を自転車で走ってみたいと思ってしまった。山うつ病にかかったせいもあるが、週末になると山行に行く気が起きず、その代わりに赤城山、榛名山、秩父三峰山と近くの山坂道をトレーニングを兼ねて自転車で登った。
そして、10/25、についに念願であったしまなみ海道を走ることが出来た。埼玉からただそこに行くだけで、夜中に車で高速道を約800km、約10時間かけて走り、しまなみ海道では、往復約140kmをam7:30からpm5:30まで約10時間かけて自転車で走破し、帰りはまた高速道で同じ距離と時間をかけて帰ってくるという 、苦行のようなサイクリングツアーであった。さすがに一人では無理で、付き合わせた友人には申し訳なかったと思う。
でも、瀬戸内海を見下ろせる尾道市の高見山の山頂から、絶好の天気に恵まれご来光 を拝んだあと、今回のしまなみ海道サイクリングが始まった。地元の人から尾道大橋は車の往来が激しく危険だから自転車で走るのはやめたほうが良いと言われ、初めて海の上を走ったのは、因島大橋からとなった。でも、こんな朝早くから走るのなら、今思うと尾道大橋からスタートしても良かったのではないかと思う。
因島大橋は、車道の下に自転道が作られており、転落防止に両側が金網で囲われていて、少し違和感はあったが、その後の生口橋に続く多々良大橋は距離も長く高度感もあり、海の上を走るという感動は最高潮に達した。 風も肌に感じて、海の上を走るというよりまさに空を駆けるという表現がぴったりの超感動であった。
初めてのしまなみ海道サイクリング、紅葉があり、ミカン畑にはミカンが鈴なりになっているし、見る景色がすべて感動につぐ感動で非常に良かったのだが、この多々良大橋を過ぎた頃、その日は銀輪パラダイスという約1,000人が参加していたサイクルイベントにぶつかっていて、今治方面から来るその参加者達と次々にすれ違うはめになってしまった。山道と同じで皆、こんちわーと声をかけてくれ、嬉しいのだが、あまりにも数が多く最後の方になると面倒くさくなり、女性にはこちらから積極的に声をかけたけど、男性には声をかけてくれた人のみ返事を返すということになってしまった。(多くの男性にごめんなさい。 )あっ、でもその中には、具志堅用高さんも参加されていて声をかけることができましたよ。
まだまだ言い尽くせないほど、いろいろあったサイクリングだったけど、夕日が沈むのと同時に楽しいサイクリングも終わりとなった。夕焼けの中に浮かぶ因島大橋を下から見上げたら、自然と涙があふれて来た。
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